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八十八話 悲縷顔/ヒルガオ

閲覧感謝です!

貴重なお時間にお邪魔します……

 前回までの愛怒龍を簡潔にまとめると。


 桐生遥率いる威薔薇ノ棘VS 一瀬和葉率いる獸虹死賭とのユニット抗争は互いに複数の犠牲を払った末、桐生遥の死により獸虹死賭の勝利かと思われた。


 だが、それで全てが終わったわけではなかった。


 突如として彼女達はゲンマノモリへと一斉転移されてしまう。


 戸惑う彼女達の前に現れたのは全ての影にチラつくあの人物だった。


 ゴブリンの仮面を被ったあの女の目的とは。


 そして、遥亡き今、あの約束は果たされずに終わるだけなのか。


 それとも……


 彼女達の最後の勇姿をどうぞ見届けてくれ。



「やってくれたなぁ、お前ら……」

「エプロンさんあの人って、」

「ああ。私も目の前にして確信がついた。間違いないわ…」


 和葉と紫鶴那が2人揃って前へ出る。


「目的は果たしましたよ」


 和葉は遥の死体を指さす。


「知ってる。全部見てたからな」

「見てた?」


「そんな事はどうでもいい。あの女は死んだんだ。これで私達日本に帰れるんですよね?アナタなら私達は日本に帰してくれるんですよね!?」


 必死に訴えかける紫鶴那。


「……黙れ」

「え?」


 仮面の奴は拳を振るう。


「!!」


 和葉がそれを庇うがたった一撃で全身の骨が砕け散った。


「な、……」

「能力は使えないぞ。幾らお前が打たれ強くても受けきれなければ意味は持たない」


 ダメ押しでもう1発、奴は和葉を蹴り上げると森に茂る木にぶつかりながら吹き飛んでいった。


「ど、どうして……なんで!?話が違うじゃないか!」


 和葉の姿を見て慌てふためく紫鶴那。


「間違えたのは俺じゃない。お前達だ」

「え、いや、そんなわけない。私達はアンタの言う通り目的をこなした筈でしょ!!実際に桐生遥は死んだ。私達が殺したんだ!!何が間違ってるのよ!!」


「お前達はやり過ぎた。計算外なんだよ……」

「え、」

「ここまでやれとは言ってない!」


 レッカの時と同様、奴は躊躇なく簡単に紫鶴那の首をへし折った。


「やっぱり化け物だ……」


 ヤヨイがそう言うのも無理はない。あそこまであの遥達を圧倒していた彼女達がこうも簡単に一瞬で殺されたのだから。


「ああーー…………もうっ!!!」


 奴は思わず愚痴を溢す。


「…久々やな。で、合ってるよな?」

「うん。…合ってるよ。やっぱりバレてたんだね」


「当たり前やろ。どれだけウチがお前と一緒にいたと思っとんねん…」

「それもそっか。だね。ちゃんとヒントは役に立ってたって事だ」


 遂に奴は仮面を取る。


「びっくりするほど変わってへんな。葵」

「久しぶりだね、沙莉。沙莉はちょっと変わったよね。勿論いい意味で。面白くなったし。本当なら沙莉と合うのはもうちょっと後の筈だったんだけどな……アイツらのせいで全部台無しだよ。俺がこの為に費やした時間を返せって話だ!!」


「喋り方もあの時のまんまなんやな」

「俺は俺だからね。生きてる場所が変わってもそれは変えないさ。遥ならそうすると思ったから」


「お前の言う通り遥は変えようとも変わろうともせえへんかった。だけどお前が変わってへんのは見た目と喋り方だけや。根本的にお前はもう変わっとる。ウチが知っとる葵やない。何が目的なんや?」

「……そうだね。でもね俺は本当に何も変わってなんかないんだよ。沙莉と一緒にいた時と日本にいた時から。私の思いはずっとひとつ。ただそれだけだ。でも、それに気づいたのはこの世界に来てからだけどね。だから俺を転生させてくれた神には感謝してるよ。どんな奴かは忘れたけど」


「お前の目的はなんや?……」

「あの時の約束を果たしたかったんだ。沙莉も覚えてるだろ?俺が死ぬ前遥と約束した事」


「忘れるわけないやろ…」

「だよね。俺はさ、あの日からずっと後悔してたんだ」


「後悔……」

「ああ。だって楽しみにしていたあの約束を果たせなかったんだから。意味分かんないよな。神様も性格が悪い。気まぐれで俺の事を殺したくせに融通が効かないんだ。どうせ転生させるなら後1日待ってくれても良かったじゃないか。2人もそう思うだろ?そのせいで俺は今じゃ神殺しだ」


「神殺し?」

「神を殺した……」


 突拍子の無い現実味のない発言にいまいち実感が湧かない一同。


「2人揃ってそんな顔する程の事じゃないだろ。それに殺されたって当然の筈だろ?私と遥の約束を邪魔し

 たんだから」

「どうやって神を殺したんですか?….」


「やっぱり同じ転生者同士気になるか。そりゃそうだよね。一度は神と会ってるわけだし。でも、俺が殺したのはお前らを転生させた神じゃない」

「アイツ以外に他に神がいるの!?」


「当たり前だろ。もしかしてこの世界に神は1柱しかいないとでも思ってたのか?」

「いや、別にそういうわけじゃないけど……」


「俺達がいた日本にだって様々な神がそこら中に祀られてただろ。それと同じであまり知られちゃいないが、この世界には複数の神が存在し見守っている。俺を転生させたのもその内の1柱だ。ソイツは俺に力を渡しこの世界に転生させた。だけど、お前らのような世界の理を破壊してしまうような力じゃなかった。この程度の力があればこの世界を生きていけるだけの最低限な力だった。で、さっき言ったように俺はソイツをその最低限な力で殺したんだ。特別な事をしたわけじゃない、俺はいつものように神の攻撃を受け、引き出し、受け切った後全力で奴を叩き潰したのさ!!」

「言ってる事はまるでプロレスやな……」


「そうだよ。プロレスだ。俺は自分のプロレスで神を殺したんだ」

「マジかいな……」


「それがマジなんだよ沙莉。で、俺は神を殺したことで力を得た」

「力?」


「神が司る創成の能力さ。頭に浮かんだ能力や魔法を自由自在に作り上げ具現化する事が出来る力。ま、だからって代償が無いわけじゃない。俺はそのせいで死ねなくなったし、魔法を作る為にはそれに見合っただけの魔力を永久に失わなきゃならない。失えば2度と回復はしないからな。でも、デメリットを取っただけのメリットはあるんだよ。俺には日本で得た知識がある。様々なマンガやアニメ、ドラマ、日本にはそういう設定の創作物が沢山あっただろ?俺がその気になれば想像の出来事を現実にすることが出来る。そしたら他の神を殺す事だって世界を侵略する事だって自由自在なんだから。今の俺は神同然だ!」

「……お前はその力を使ったんやな」


「使ったよ。だけど今言ったようには使ってない。だから他に神を殺したりなんてことはしてないし、世界を侵略なんて事もしてない。そういう物語は好きだったけど俺は別にそんなことに興味はなかったから。でも、他の神はそうは思わなかったらしい」

「どういうことや?」


「神は恐れたんだよ。俺が手にした力を。きっと、自らの命が乞いしくなったんだな。所詮は神も人間と似ているって事だろうね。そんな神が俺を排除する為に選んだ方法が君だよ」


 葵はヤヨイを指さす。


「神は君達に俺に対抗出来るだけの強力な地下を持たせこの世界へ転生させた。いずれは俺と戦わせ殺させる為に」

「それが私の転生した理由……間違えたわけじゃなかったんだ」


「当たり前だ。一応あっちも神だぞ。そこまでマヌケでもバカじゃない。きっと自らの力を使いこなした時運命的に導きでもして俺と戦わせるつもりだったんだろうな」

「なら、ウチらがこの世界にきたのも神の仕業だってことか?」


「いや、沙莉達は関係ない。あくまでも神と関係あるのは転生者だけ。遥や沙莉のような転移者やさっきのヘマした奴らみたいな召喚者は全くの別物だ」

「和葉や紫鶴那をこの世界に召喚したのはお前なんやろ?」


「ああ、そうだよ」

「ならさっきの言い方だけだとまるでウチらをこの世界に呼び出したのも自分だって言ってるみたいに聞こえるんやけど」


「だからそうだって。遥達をこの世界に招待したのは正真正銘この俺だ。そうじゃなきゃこんな話はただの作り話になっちまう。今の俺がそんな冗談を言うと思うのか?」

「いーや、思わんよ」


「だろ」

「だから不思議なんや」


「何が?」

「お前がこの世界に転生したのもヤヨイがこの世界に転生した理由は分かった。だけどなんでウチらをこの世界に巻き込む必要があった?」


「だからさっき言ったろ。あの時の約束を果たす為だって。…私がこの世界に来てしばらく経った頃初めてヒマだって思ったんだ。別にこの世界でやる事が無かったわけじゃない。この世界で生きる人間としてそれなりにやる事はしてきた。だけど何をしても日本にいた頃と比べて辛くもなければ楽しくもない。何をやっても面白くないんだ。神を殺したせいか、命を奪うことにも躊躇いなんかこれっぽっちもなくなった。正直日本にいる頃じゃこんなこと考えられない。だけど気づいたんだ。俺は別に変わったわけじゃない。俺は昔からこんな奴だったんだ」

「それはちゃうやろ。少なくてもウチが見ている限りはお前は退屈そうでも躊躇いもなく殺しが出来るほど非道な奴でもなかった。お前は確かに無茶苦茶やったけどいつも楽しんでた。遥も同じ事を思ってる筈やで」


「そうなんだよ、その通りなんだ!やっぱり沙莉は分かってるよね、俺のこと。沙莉の言う通り日本にいた時の俺は毎日が楽しかった。いい事が無い日だってそれはそれで楽しかった。そう思えてたのは俺が月美弥葵で、俺が真の自分を抑えられてたのも桐生遥という人間が側にいたからなんだ。…そうじゃないから今の俺はこんなに退屈で楽しくないって気づいた。だから俺はもう一度月美弥葵として生まれ変わったんだ。自らが作ったオリジナルの魔法でね」

「だから見た目があの時のまんまって事か。どうりでこの世界らしい美形じゃないわけだ」


「俺はこっちの見た目の方が好きなんだよ。でも見た目が変わっただけじゃ何も変わらない。遥がいなきゃ俺のこの世界はつまらない。だから俺が遥達をこの世界へ転移させた。言葉にすれば簡単だが複数の人間を別世界へ転移させるのはこの俺でも骨が折れた。だから、転移の対象を広く設定してみた」

「それで学校ごとって事か。無茶苦茶やな」


「いちいちやるより纏めてやった方が時間も魔力の消費も削減出来て何かとお得なのさ。それでもこの魔法を使ったお陰で俺の魔力の半分以上をごっそりと持っていかれた。だからこのレベルの魔法はもう作れない」

「言いたいことはなんとなく分かった。転移させるのも楽じゃないって事やろ」


「そうだよ」

「でも器用なお前なら遥だけを転移させる事もできた筈ちゃうんか?その方がお前にも都合がいいはずやろ。なのにどうしてウチらまで巻き込んだ?」


「それは、その方が今後の展開的に面白くなると思ったからさ」

「面白く……」


「正直言うと沙莉も含めて遥以外の奴に興味は無い。だけど遥の性格を考えるとその方が俺にも都合がいいと思ったんだ」

「ウチらはお前にとって駒みたいな物やったってことかいな」


「まぁね」

「ふざけんな!」


「ふざけてなんがないよ沙莉。俺はずっと真面目だ。…ねぇ、不思議だったと思わない?」

「…何が」


「なんで沙莉達じゃなくてハレ女の建物に能力が付与されてたのかとか。気にならない?」

「気になるって言ったら教えてくれるんか…」


「勿論。俺が全部考えた事だからね。まずは遥達をこの世界に馴染ませなきゃいけないと思った。だからこの世界の言語や価値観を日本に近いものに書き換える力を作った。これならいきなり住む世界が変わっても平気だろ?」

「十分パニックやったけどな」


「でも、数日経った頃には落ち着いてだろ?」

「お前にはそれもお見通しか」


「……俺は見守ってたよ、遥の記憶を通して。夢の中で」

「やっぱりアレがお前なりのヒントだったてことか。ややこしいことすんなや……」


「いきなり種明かししたら今までの準備が無駄になる。睡眠を邪魔した遥には悪いと思ったけど、意外と早く遥は私の存在に気づいた。やっぱり遥は凄いよな。勘がいい」

「見てたなら知ってるやろ!お前のせいで遥の体調に支障がではじめたことも」


「少し話がズレたね。元に戻そうかな」

「葵……」


「次に俺は遥達を簡単には死なないようにする工夫を作ることにした。遥達が強いのは俺もよく知ってる。だけどこの世界じゃその程度の強さの奴はそこら中にいる。日本と比べて明らかに治安が悪いこの世界じゃいつ死んでもおかしくない。人にモンスターに危険はいっぱいだからな。だから俺はそれを利用する力を作ったんだ。遥との再開をより最高の物にする為に。まずは遥達の身体能力をこの世界の平均までに無条件で上げる能力」

「喧嘩上等。確かそんな名前やったな」


「そう。いいセンスした名前だろ?」

「……まぁな。分からんくもないわ」


 葵は微笑む。


「沙莉なら気に入ってくれると思ったよ。意外と沙莉はセンスが古いからね」

「おい」


「ごめんごめん。でも、これで魔法や能力が当たり前にあるこの世界でまともに戦えるようになった。でも危険は去ったわけじゃない。寧ろ危険が向こうから来るように仕掛けた。ヤンキーらしく売られた喧嘩を買えるようにな。それが愛羅武勇だ」

「お前のせいでウチらはモンスター相手にだけモテ期が来た。人間には勝手に嫌われ恨まれ最後には喧嘩でかたをつける」


「世間体が低いヤンキーらしい能力だろ。ヤンキーは喧嘩して強くなる。そういう生き物だ。だから遥達には無理矢理でも問題の中心人物になってもらって積極的戦わせてもっと強くなってもらおうと思ったんだ」

「葵のためにか」


「そ。分かってるじゃん」

「………。この世界の王様を殺し、その罪をウチらにふっかけたのもその為だったってことか」


「だからそうだってば。正直この世界の人間だけじゃ遥達の相手にはならなくなってきた。だから、この世界の古くから存在する禁術を使ってアイツらをこの世界に召喚したんだ」

「どうして和葉達にした?強い奴なら他にもいたやろ」


「そうだね。だけどアイツらの事は俺も知ってたし何より使いやすそうだと思ったんだ。遥や俺達と違って真っすぐな子が多いから。想像通り簡単な奴らだったよ。脅して餌をぶら下げれば直ぐに言うことを聞いた。あの時迄は期待してたんだけどな……ホント期待外れな奴らだったよ」

「そもそも和葉達に遥を殺すように言わなきゃよかったんちゃうんか!?お前がそんな事言わなきゃ今頃お望み通り最高のタイミングで遥と再開出来てたはずやろ?」


「それは……そうだね。沙莉の言う通りだ。だけど遥がアイツらに負けるとは思ってなかったんだ。だから想定外だった」

「和葉達を舐めすぎや」


「まさかここ迄とはね。アイツらが遥を殺そうとすれば沙莉達は本気を出して守ろうとする。そこまでは想像できたんだ。そこで遥の仲間に犠牲が出れば出るほど俺にとっては都合がいいって。大切な仲間を失った遥は更に強くなる。そして最後にその矛先は俺へ向く。それでようやく最高の瞬間、最高のタイミング、最高のコンディションで戦いあうことが出来たはずなんだ!!それなのにアイツらのせいで……全部台無しだ!!」

「……言いたいことはそれでおしまいか」


「そうだね、言いたいことは色々言えたかな。沙莉も聞きたいことは聞けただろ?」

「そうやな。テコ入れかって思う位の急な内容と長すぎる伏線の説明ありがたかったわ。頭はパンク気味やけど」


「もう何もかも終わったからな。隠したって仕方ないだろ」

「お陰で理解はした。…でも納得はしてへんで」


「なんで?」

「昔からお前は随分自分勝手な奴だった。周囲の奴らもお前の事を変人扱いしてた。それは転生して生まれ変わっても変わっちゃいない。それは分かった。でもな、私が知っとるお前はクズやない」


「言ったろ。俺は変わってなんかない。沙莉が知らなかっただけで元々俺はこういつ奴だったんだ。沙莉が言う通りクズなんだよ」

「ちゃう!」


「……」

「お前はクズやない。お前がクズになったのはこの世界に来てからや。お前は変わった。それにお前は気づいてないだけや」


「変わってないよ。俺は今も昔も変わってない!遥や沙莉が知ってるあの月美弥葵なんだ!!俺は、俺がやりたかったことをしているだけだ!」


 徐々に感情的になる葵。


「本当にコレがお前のやりたかったことか?」

「そうだ」


「いいや、ちゃうな。お前の野望はそんな小さなことじゃない!」

「小さな野望……」


「お前の本当にやりたかった事はそこら中のヤンキー達の頂点になって、皆仲良くソイツら全員と焼き肉パーティすることやろが!!」

「…………」


「綺麗事で馬鹿げてて夢みてる程くだらない野望やったけどこっちの方がよっぽど面白いわ」

「……昔、遥にそんな事も言ったな。だけど沙莉が言った通りそれはただの馬鹿げた綺麗事に過ぎない」


「人間な、綺麗事言えなくなったら終わりなんだよ」

「じゃあ俺はもう終わってるな。本当何もかも終わってるよ。ずっと、ずっと楽しみにしてたのになーー、もうおしまいだ。遥がいないなら生きてる意味なんかない」


「葵」

「うっさい!止めんな!もう打ち切りだ。全部終わりだ。俺は遥を追いかける。もうお前らがどうなろうが関係ない。俺の残された魔力全て使ってあの世で遥と会ってやる。ここがダメならあの世で約束を果たせばいい!沙莉、遥の体をよこせ」


「悪いけどそれは出来へんな」

「よこせ!」


「黙ってダチの死を見届けられるほどウチは強くない。ウチとお前もダチや。お前はウチが止める」

「邪魔するつもりか?俺と遥の再会を!」


「恋に障害はつきものやろ。どうしてもって言うならウチを倒してからにしな。ウチがお前を振り向かせたる」

「ならそうする!」


「ちょっと待ってくださいよ!!」


 ヤヨイが2人の間に割り込む。

ここまで閲覧頂き誠にありがとうございます。


よろしければブックマーク、評価を頂けると、とても励みになります!



次回もお付き合い頂ければ嬉しい限りです。

勝手に祈ってお待ちしております。

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