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第八話 サラバ北九州≪フロンティア≫

真司たち特殊調査部隊は急遽、未知なる大陸へ出発することに。捕らわれた仲間を救うため、急いで向かう。隊員たちは生きて戻ってこれるのか。そして明かされる、橋本ハヤト<軍曹>と野村真奈美<軍曹>の秘密とは---


地球なめんなファンタジー『日本異世界転生記』第八話!!!

***


北九州≪フロンティア≫ーーー


 まだあたりは闇夜に包まれており、はっきりと見えない。真司たち特殊調査部隊はそんな大地を前に、日本国民として、自衛隊として誇りをもって異世界に赴くーー


ーーそんなわけはなかった。


橋本がブーブー文句を垂れている。ほかの隊員も同じように文句を垂れていた。真司はその様子に頭を抱えながらも、気合を入れるように言った。

「おおい!出発前から、士気を下げるな!!」

しかし、橋本をはじめ、隊員たちは聞いてない。たしかに、明日の早朝出発予定だったのを、いきなり今夜にしたら隊員たちの不満も溜まるだろう。しかし、捕らわれた同胞を見捨てるわけにはいかない。

「いいか、これから俺たちは未開の地に行くんだ。覚悟しておけ。」


戦闘車両で大陸を目指す。いよいよ北九州≪フロンティア≫を出る。さすがに4000㎞の旅路、疲れないよう、交代して運転と仮眠をとる。隊員もみな、静かだ。


「隊長、俺たち、死なないっすよね?」

橋本が珍しく弱気な声で訊く。


「・・・自分で死なないようにするんだ。」


「・・・」


沈黙が流れる。自分の鼓動が耳に伝わるほど、静かな夜だ。これから、どんな困難が待ち受けているのだろう。もし、攻撃されたら。とても、この戦力じゃあ、勝てないだろう。


ふと、橋本と野村の顔を見た真司は思った。

(だいたい、軍曹という階級はめったに見ない階級だ。この二人がどれほど理解しているか、知らんが、軍曹になる者は高い指揮権と引き換えに殉死した場合、一切なかったことにされる。なぜなら、戦闘が終わった時、こちらが負けた場合、その敗因を殉死した軍曹に負わせるからだ。敵のスパイにより、やられたと。そうすることで、隊員の士気を低下させないようにするわけだが…)


こんな制度、意味ない。真司はこういう体制が嫌いだった。


荒れた土地を、特殊調査部隊が突き進む。途中、ぽつぽつと野生動物が見えたが、攻撃してくる気配もなかった。


読んでいただきありがとうございました!!楽しんでいただけたら、とっても嬉しいです!

少ししかすすんでおりません…なかなか、執筆というのは難しいですね。時間がない…

ゆっくり、楽しんでいただけたら、と思います!!!

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