人生
今回のテーマは『人生』のっけから重たいテーマを綴ってみました。
テーマのリクエスト等あればうれしく思います。
この小説は私の語彙力や文章力を上げるために書いているものです。
人生とは何か。書き出しからそんな難しい問題について考えて見る。
雑談で話すテーマとしてはあまりにも重く、深い議題ではあるけども、人類70億いる中でもっとも見解が分かれその数は文字どおり人も数だけあり、入り混じり複雑怪奇だ。
では、ここで私個人的な自分語り。70億分の1の人生についての話をしよう。
といえば、それはあまりにも実りのない雑談になってしまうだろう。
一個人の人生なんてあまりにしょうもなく意味なんてないのだ。
そんな話をするくらいならば、宇宙の壮大さについて小2000字ほど書いた方がよっぽど有意義なはずだ。
そう、宇宙から見れば人一人、いや、星一つなんてチリよりも小さい ー 無に等しいものに過ぎない。
しかし、そのあまりに広大すぎる宇宙の99%を占めるのは真空である。
それこそ無の体現したような物。
と考えれば、宇宙という空っぽで綺麗な箱の中にあるチリにも無ではない大切な価値を見いだすことができるのではないだろうか。
閑話休題。
話が逸れてしまった。危うく宇宙の壮大さに飲まれて、小一時間ほど話してしまうところだった。
人生について。またそこに立ち戻るとしよう。
私の軽く短い人生で得た、重く、深い人生観を話さないというのならば何について雑談すべきか。
困ったときにはまず辞典を引くことをお勧めしたい。
ということで、家で埃をかぶっていた国語辞典を引っ張り出した。
辞典をひらけた瞬間埃がひらりひらりと宙を舞った。
もしこの現象が外で行われていたなら素直に綺麗だと感じたことだろうが、あいにくと今は家の中。
辞典を閉じた。
今晩は御開きとしよう。
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...それではあまりに悲しいので一度掃除機をかけ、辞典をウェットティッシュで拭き、机の上を整理し、いるものといらないものを仕分けをし、冷蔵庫の中身をみて少なくなっているものをメモし、残りバッテリー54%の携帯を充電してから再度辞典を開いた。
辞典を包んでいた埃が舞い汚れた部屋が埃が落ちる前の部屋よりも綺麗になっていた。
人生どう転ぶかわからないものである。
久々に辞典というものに苦戦しつつも開き慣れない手つきで『人生』を探した。
失言。
品薄。
就業。
心酔。
神聖。
『人生』
見つけた。人にとってもっとも重要とも言えるその二文字は、大切にしなくてはならない大きな意味を持つその二文字は、辞典の中では分け隔てなく小さく書かれていた。
されど探すのにさほど時間はかかることはなかった。
さすがに一発で見つけることはできなかったが、バーディーくらいは取れたのではないだろうか。
『人生』
人の一生。人がこの世で生きている間。
終わりである。
人に『人生』とは何ですかという質問をして、これだけ明瞭で含蓄のない言葉を返す人は果たしているのだろうか。
私の短い人生であってもここまで短くはないし、もう少し話したいところだ。
しかし、辞典という常識を集めた本の中では『人生』とはこれだけで事足りる ー 意味を説明し終える程度のものなのだろう。
何とも冷たいものだ。
もし自分がこの辞典を作り変えることができるというのなら、最後に「大切だけどもたくさんある物」と付け加えたことだろう。
さて本当にとりとめやオチのない『人生』についての話を長々と書いてしまった。
最後に最初に実りのないと言った私の人生観について書こう。
人生って、よくわからんね。
最後までどうもありがとうございました。
テーマのリクエストお待ちしてまーす。
他にも小説書いてるのでよかったらお願いしまーす。




