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現実に異世界生物!?  作者: もに
2/2

襲撃

ドラゴンがこっちに飛んできた!

正直、死とかそんなのを感じてなかった野次馬含め僕たちはこっちに飛んでくるドラゴンに対してあまりにも無防備に立っていた。


シュン!


何かが真横を通った。


「え?なに?」


その方向を見ると近くにいた見知らぬ人の上半身が消えていた。

正直今、脳の処理が追いついていない。

「え?ん?ん???あ!」

どうやらドラゴンは俺たちを餌と認識してしまったらしい。


ゆっくりと陸の方に体を向けた。

「なあ陸」

「ああ、風月」

「「逃げるぞーーーーー!!!!!」」


俺たちを合わせた野次馬たちは一斉に逃げ出した。

無我夢中で走っていたがどうやらドラゴンが入ってこれなさそうなビル街の狭い路地に逃げ込んだ。

どうやらドラゴンは1体ではなかったらしく逃げている最中に何体も見かけた。餌を食っている間は夢中らしく近くを通っても大丈夫らしい。気分良くないが逃げるためにはそのチャンスを利用するしかなかった。


「はぁはぁはぁ」

「どうなってんだよ風月これ」

「俺に言われてもわからん!」


さすがにドラゴンが出てきて焦っている。


「とりあえずここから逃げるぞ!」

「ああ」


ブーーーーーーーン

なんてタイミングが悪いやつなんだ。そう思ってしまった。

「「!?!?!?」」

まさかのここで原付に乗ったほっさん登場。


「おいばか!なにやってる!」


風月は狭い路地から出てきてほっさんを呼んだ。

「あれ風月?と陸じゃん。なんでこんな所にいんの?ってか燃料代あとで返せよな!」

「いいから原付から降りてエンジン切れ!音で寄ってくるだろ!」

「音で寄って来る?まあいいや。駅使えなくなったけど、これからどこで遊ぶ?」


もしかして、こいつドラゴン見てない?

ってなると説明めんどくさいな


「なあ、ほっさんドラゴン見たか?」

「なに?ドラゴン?風月なに言ってるの?」

「あーもう!その反応見てなさそうだな。よしほっさんが今来た道からここから離れるぞ!」


陸の反応がなかった。

「あのー」

「どうした陸」

「ドラゴン来ちゃったみたい」


ギャアオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!


「逃げるぞーーーーーー!!!!!!」



どうやら、ドラゴンの大きさは2メートルくらいで小さめで狭い路地でも入ってこれる個体もいたらしい。


俺たちはビルの一階の裏口から表口へとビルを使いドラゴンから逃げ切った。

どうやら、ビルの人たちも野次馬に来ていて開けっ放しの所が多かった。

「なあ風月」

「ほっさん!今は質問はなしだ!あとで教えてやるから死にたくなかったらついて来い!」


そうして僕たちは事件?事故?現場から離れていった。


今僕たちは住宅街に来ていた。


「あー疲れた!」

「死ぬほど走ったよ」

「そうかな?」


ほっさんだけピンピンしていた。


「なんで元気なんだよ!」

「え?ガム食ったら元気になったよ?」


こいつはアホか?と思いつつ、ほっさんから俺たちもガムを貰い食ってみると、あら不思議元気になった、というか回復した?そんなな感じがした。


「よくわからんけどこのガムすごいな!疲れとか吹っ飛んだ気がする」

「食べ物でも飲み物でもなんでもいいみたいだよ?」


「え?」


ほっさんを見たらパンと水を食っていた。


「おい!なんでパンと水持ってんだよ!」

「原付の燃料のついでにコンビニ寄ってた笑」


どうやら、食べ物飲み物なんでいいが食べると元気になるらしい。

これドラゴンが現れた以外もなんか起きてる???


「これ多分俺たちの体のほうが変わった感じだよな。ガム普通のだったし」


ドラゴンはある程度の地区からはでないらしく遠くでは見なくなったので。

僕たちは実験をしてみた。住宅街を走り回り疲れたらガムを噛むという単純な実験だ。

結果から言うと、疲れが吹っ飛んだ、噛みながらだと永遠に走れそうな感じがした。


「どうやら僕たちの体はおかしいみたいだね」


ドラゴンが出て来たのは異常だが僕たちの体まで異常になってしまったのだろうか。

正直お手上げなので考えるのを放棄し、ほっさんに今の現状を僕の知る限り教えた。


「さて、これからどうしよう」

「正直、あのドラゴンも今は追ってこないが餌がなくなったら移動してくるだろうし、そうなった場合、今いるここも危ないだろうね」

「とりあえず飯の心配はいらないな」

「それってまさか」

「ああ多分思ってる通りここら辺の家から調達する」


正直さっき鳴っていた警報サイレンでドラゴン現場に近いここら辺は全員逃げてる。正直戻ってくるとは思わないし、こんな状態で警察がちゃんと機能してるとは思えない。俺たちは無法地帯にいるのも当然だ。どうせ何日も経たないうちに本当の無法地帯になる


「まあしょうがないか」


僕たち3人は無人の家に勝手に入り休憩を取ることにした。


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