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風紀のふぁいと。

朝のHR。

俺は何事もなかったようにいつもどおりの【駄目っ子】の役を演じ猫を被った。

「えー・・・お前らよく聞け。今日の球技大会は学科ごとでの男女対決だ。女子はバレー。男子は野球とバスケ。きちんと会場に行けよ!それから・・・昶。お前には風紀委員からお呼び出しが来てるぞ。」

「え?」

「鬼の風紀委員長って言えばわかるな?あいつがお前を呼んでる。今日の球技はお前はしなくていいから兎に角会議室に来るようにと言っている。」

「えー・・・(; ̄д ̄)」

見たことはないんだけど嫌なんだよなぁ。なんか。

HRが終わってから俺はしぶしぶ会議室へむかった。


「失礼します」

俺は会議室のドアを開けた。

するとさ・・・奥の方に偉そうにふんぞり返ってる人がいるのよ。

頭はそう・・・まるで・・・『パイナポー』

「・・・パイナポー!!!」

「君、いきなり失礼なことを言うね?」

「はっ!!すす・・・スミマセン。」

「ふっ・・・まぁいいや。君おもしろいね。」

あーこの人綺麗な顔立ちしてる。

きっと女子からかなりモテモテなんだろうなぁ。

「水廼昶君だったね?」

「はい。」

「僕は神崎瞑かんざきめい。気軽に瞑って呼んでよ。」

神崎さんがそう名乗ると、俺を手招きした。

そっちへ寄っていくと神崎さんは俺にワッペンを渡してきた。

「・・・え?」

「あ、君強制的に風紀委員だから。まぁ、斉藤さんから言われてるのもあるんだけど、

知り合いのチームだからね。」

「え・・・まさかパイナ・・・ゲフンゲフン。神崎さんも?」

「うん。そう。」

そう言って神埼さんは俺にチームの証を見せた。

俺のものとはまたちょっと違う。

シルバーリングに紫色の核が埋め込まれている。

それを確認して俺が指輪をはめている手を神崎さんに見せた。

神崎さんは「ほらね」といい、笑った。

「でも何で斉藤が・・・」

「28代目に昇任したばかりだしね。これから狙われる可能性もあるかもしれないから一応俺と一緒にいるようにってさ。」

「そっかぁ。ところで神崎さんのチームって何処?俺知らないんだけど。」

「トワイライト。主にオーストラリアで活動してるんだ。」

やっべ。

すげぇ分からない。

「・・・・・・・・・・・・」

「分かってないだろ君。」

「ハイ・・・キイテマセンデシタ。」

「某CM風に答えるなよ。」

半ば呆れられている。

まぁ俺も少々活動してなかったから仕方ないっちゃ仕方ない部分もあるんだけど。

「そういえば君は特殊な育成をされていたらしいからね、まずは君の力を見せてもらおうか。」

「いやー特殊っていっても毎日家に帰ると色々なトラップが発動して中々リビングにたどり着けないだけなんだけど。」

「まぁとりあえず屋上においで。そこで僕と戦おう。」

そういわれて俺達は球技大会で誰もいない校舎を上がっていった。


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