暗殺物語~第3章~
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「じゃぁポチ。 中に何人いるか見てきて~」
と、かる~く言う神域。 いつもこんな感じかというとそうでもないのだが今日のミッションはいつにもましてショボイ依頼だったからなのかもしれない。
「おい。 さっきの俺のツッコミは無視か。無視なのか。」
「あ~、そうだっ! 今日は誰がやる??」
「そうだな~・・・」
話が流しそうめんのようにどんどん進んでいくのにもかかわらずポチだけは誰にも取られずそのまま落ちていったそうめんのようだった。あの後、スタッフにおいしく頂かれるがなんか悲しいやつだ。
「ん~今日は至宝に譲るよ~! 私と北斗は外でウノでもしてるよ~!」
「えっ!? ウノ? 神域ウノ今持ってるの?」
と、急にウノをやると言い出した神域に北斗がまじめに聞き返す。
「・・・今のボケなんだけど。」
「えっ?・・・・」
「ボケ。」
「あっ!・・・あぁねぇ~」
この時北斗は思った。 『俺今日が命日かな。でもパネル・ソーラーと同じ命日は嫌だな・・・』と。
「あのさ! で、俺は結局中を見てくればいいんだな? 神域。」
ポチが空気を読まず神域に話しかけた。 神域の殺意は、北斗からポチに一瞬にして変った・・・その瞬間神域がものすごいスピードでポチを尻尾をつかんでパネル・ソーラーの家に放り投げた。
バリーーーーーーん!
ガラスが割れた音がして中からパネル・ソーラーであろう人の叫び声が聞こえた。どうやら1人のようだ。ぽカーンとしていた北斗は至宝の声で正気に戻される。
「よし。さすが神域だな! あんなにも早くターゲットが1人だってわかるなんて!・・・じゃぁ北斗!俺が殺してくる間、神域の世話よろしくな。」
「あっ! ちょっと! 至宝!」
北斗は神域と2人きりになったがなにかを和やかに話す雰囲気ではなさそうだ。なぜならめっちゃ笑ってるけど殺気がある。まだ人をやりたりないような笑みだ。北斗は思ったここでなにかを話た方がいいのかと・・話した方が殺気がまぎれるんじゃないかと・・・
「あっあのさ・・・ウノやる??」
神域の目が北斗を向いてキラーんとなる。怒っているかなり怒っている。 北斗は一歩後ずさりをして
「ナンデモナイデス」
と言った・・・・。
あれ? まだ殺せない!!
次回は至宝&ポチ側を書かせていただきます