暗殺物語~第17章~
書く暇がないのです・・・!!
久しぶりの更新・・・orz
神域たちはそれぞれの部屋に向かうとそれぞれのことをそれなりに楽しんでいた。
「あぁ~! つっかれたぁ・・・」
そう叫んだのは神域である。神域はベットの上で大の字になって寝転がっている。
「つーかさぁ・・・よく思いかえせば苦労してるのって私だけじゃん!!」
このセリフは誰かに向けて言っているものではなく、あくまで独り言なのだが、普通に話している時と変わらないのが神域の独り言の特徴だったりする。
「いやまてよ・・・うどんの種類で何が1番好きかって聞かれたら私なんて答えるんだろ・・・」
このように急に変な思いつきをしてポチにツッコまれるのが日常なのだろうが、今は皆部屋がバラバラのためそんな日常はない。
「よしっ!今日の疲れを癒すのはこのテーマで決定だぁ~!!」
そう言い始めると神域は先ほどまで話していた声のボリュームよりすこし小さめの声で呟き始めた。
「うどんうどん・・・たぬき・・・きつね・・・・ねこ・・・・いや、ねこうどんなんてないな・・・あっでも意外とおいしいのかも・・・・やべ、よだれでできた。今度ポチにねこうどんを味見させてみるか・・・いや毒見かなwww」
もう1度言っておくが神域は今1人である。 1人なのにこの会話がはずんでいるような妙なテンションなのである・・・。
一方の至宝は・・・
『あ~つまんねぇな・・・、どっかで殺人事件起きてねーかなぁ』
至宝はベットの上に座って自分のバックを取り出すとなにか面白そうなものが入っていないか確認し始めた。
『なんかトランプねぇかな・・・神域たちとポーカーでもしてぇな・・・・ポチできるかな?まぁできなかったら出来なかったでドンマイと言って片付けよう』
ゴソゴソ
いまだに探しているがトランプが出てくる気配はなかった。
トランプの代わりに至宝が取りだしたのはカメラだった。
『カメラ・・・・そだ!! いまだ謎の多い黒摩利のおっさんのところにこのカメラを仕込んで秘密を暴いてやる!!』
そう決めた至宝はカメラ片手にベットから立ち上がりニヤニヤしたあと高笑いをし始めた。
言わばこれがドS笑いというものかもしれない。
「~♪」
部屋から鼻歌が漏れ出している。 この鼻歌の主は北斗である。
北斗はこう見えて・・・いや見たままの感じで甘いもの好きだ。
只今、目の前にはスイーツがテーブルの上に所狭しと並べられている。
「さ~て何から食べようかな♪ 神域に相談してみようかな~・・・でも全部食べられちゃったら困るし・・・いいやっ! 片っぱしから食べよっと♪」
北斗には迷うと誰かに相談したがる癖がある。
ポチを殺したほうがいいかとか猫のプロマイドをもっていってもいいかとか見つけた野良猫の名前何がいいとかあいつ殺したいんだけどどうやって殺せばいいかとかこんなことを聞かれる神域たちも神域たちで大変だが北斗も北斗でいろいろ悩みがあって大変なのだろう。
しかし、大の甘い物好きの北斗はスイーツに関すると独占欲が出るようだ。
「さてさて! いっただっきま~す!!」
そういうと、イチゴののっているショートケーキを頬張った。
「・・・・ってつまんねーーし!!」
いきなりの雄たけびを上げたのはもちろんポチである。
『さて、つまらなすぎてつい叫んでしまったが・・・・本当につまらん。何をしようか・・・・あ~!そうだ!変化の練習でもしよう!また神域たちを見返せるようになwwww』
するとポチは鏡の前へ移動し人間の姿に変化をした。
ボフンっ!
『ふふーん! 俺もやればできるってもんよ!・・・・って』
「足しかうつってなーーーーいっ!なんで犬用にこの鏡小さくなってんだよ!そんな気遣いいらねーよっ!つか、俺は俺でなんで鏡の前に立った時に気がつかなかったんだろう・・・・」
ポチはショボーンとした。しかし、人間の姿でのショボーン顔はあまりにも似合わなかったためすぐに元に戻った。
そのころ・・・・
「では、そろそろ始めてください。くれぐれもばれなよう内密に・・・」
「ハッ」
そこには、何人かの兵士(部下)とその中心となる人物がいた。
その中心人物は黒摩利宰二・・・。
「殺すつもりでおねがいしますね」
黒摩利がニコっっとほほ笑むとそれが合図だったかのように兵士は動き始めた。
それから数秒もたたずに事件は起こった。
ビーーービーーー。
暗殺組織ビルの警報機が鳴り響いた。
暗殺組織ではこの警報機はほぼ鳴らすことはない。
侵入者が入った。仲間が殺された。それぐらいではならないのだ。
その状況よりはるかにヤバい状況、その合図がこの警報である。
その名もLv.fight against the fear of death。
死の恐怖と闘うという意味である。
この警報を聞いた神域たちがそれぞれ動き始めた・・・。
「!?警報機? 何があったんだろ!?」
神域は慌ててベットから立ち上がると部屋の出口に向かって突進するように突っ込んだ。
その神域と同じタイミングで他の3人組みもドアを開けていたようだった。
「神域!!この警報・・・Lv.FADじゃないか!?」
至宝の額に汗が流れる。 組織の間でのLv.fight against the fear of deathは略してLv.FADと言われているのだ。
「死の恐怖と闘う・・・つまりいつでも死ぬ覚悟はしとかなくっちゃってことだよね・・・」
北斗はツバを飲み込む。
「とにかくよ・・・黒摩利さんのとこにいくしかねーんじねーのか?」
ポチも内心慌てているようだが外見は冷静を保っていた。
「そうだね・・・これじゃぁ状況もつかめないもんね・・・・」
神域は心配そうにつぶやくと闇鳥はいっせいに動き始めた。
ガタンっ!
勢いよく黒摩利が居るであろう部屋のドアを開ける。
「・・・居ないな」
「うん・・・どうしたんだろう」
「他の部屋かもしんねーぞ! 探そう!」
「う、うん」
闇鳥はいつもより冷静さがかけていた・・・。
すると、ばんっ!!っと別のドアが力強く開いた。
そこには・・・・・
レンがいた。
「てめーら! 無事かっ!?」
「レンっ!! よかった!無事だったんだね!」
北斗が安堵の息をもらす。
「たりめーだろ。 つーかここにはもう黒摩利さんはいねぇ!俺が探した・・・」
「そんな・・・なんでだろ?」
「だが・・・この状況がつかめた! 今ここは大量のウイルスに占拠されている!」
「!?ウイルス!?」
「あぁ・・・このウイルスに感染したものは脳がイカレテ、隙を狙い人を襲い・・・・喰う」
「く・・!?」
「かなり危ないウイルスだ・・・詳しくは俺もあまりわからないんだが・・・・」
「ど、どうすんだ!? この状況・・・マジやべーぞ」
ポチが汗を流す。
すると、先ほどレンが入ってきたドアに人の影があった・・・。
その人の気配にいち早く気がついた至宝が
「誰だっ!? 出てこい!!」
と、言うとそこにいた人影は姿を現した。
でてきた人は赤く赤く・・・・染められていた。
「ッ!!!!!!!」
すいません・・・・
いっかい消えてしまったもので・・・。
ちょっと雑ですねorz