暗殺物語~第16章~
「ん~、合計4つだと、4日はかかるな・・・」
レンが腕を組みながら言った。
「へ~! 1個に1日かけるんだ!! よっ! 職人!!」
神域がレンをおだてるように言う。
「おだてても、武器代はまけないからな」
「ぶ~ケチっ!」
「なんなら・・・倍にしてやってもいいんだぞ?」
「スイヤセンッしたっ!」
「・・・・」
そう、先ほどの事神域御一行はレンに
【武器を作るのはいいが4つで・・・4万4444円な】
【なっ!? お金払うの~!? しかもチョー不吉!】
ということがあり只今絶賛レンをおだて中なのだ。
「まぁレンがまけることはないと思いますよ? ですから、あきらめて今日はもう眠ってください」
黒摩利が苦笑しながら神域たちに言った。
「まぁ・・・疲れたからいいけど・・・」
神域はふてくされながら言った。
「・・・・なぁレン。 ポチ踏ませてやるからまけろ!」
至宝のいきなりの言葉にポチが
「いいわけねーだろっ!! 黒摩利さんも無理だっていってんだろうがっ!あきらめろ!」
「・・・まぁ、300円くらいならまけてやってもいいぞ」
これまた、ドS心が発動したようだ。
「しゃっ!!」
至宝もにやにやしながら軽く雄たけびをあげた。
「ざけんな!このドSども!!」
「よし、じゃぁさっそく踏ませろ!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ」
ポチが逃げまとっている間にも神域は疲れたようなので部屋に向かっていた。
「あ・・・のさ・・・俺が払おうか?」
と、いきなり言いだしたのは北斗だった。
「はぁ!? おまえそんなに持ってるのか!?」
レンは疑いの目で北斗を見ながら言った。
「レンには言ってなかったけど・・ほら・・・俺って金持ちなんだよね・・・」
「あぁ!!そういやぁそうだったな!」
至宝も思い出したようだ。
「ってことで先払いでいい? レン?」
「ッチ。 あぁ。いいぜ」
「え!? さっき舌打ちした!?したよね!?」
「あぁ。 だってこの犬踏めなかったじゃねーか。 あと、高額の金を要求しといて苦しむ姿をもっとみたかったってのもある」
「もう半分悪党だよね」
レンと北斗は話を続けている間にポチは身の危険を感じたのか自分の部屋に走って行った。
北斗はレンに4万4444円を払うと至宝と一緒に各部屋へ向かっていった。
そこからだった。
急に皆がおかしくなったのは・・・・
こんなにも悲しい思いをするのであれば・・・
ここに来るんじゃなかった・・・
そう、今さら後悔しても遅かったのだ・・・・・・
ちょっと、短めすいません・・・