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暗殺物語~第11章~

 間があきましたね・・・

すいません!

 ギィィィ。

神域が代表で門(扉)を開ける。

神域はにぃっと怪しく笑うと、息を大きく吸い込みながら

「たのもーっ!!!」

と、大きな声を出した。 かなりうるさかったのか、敵組織が耳をふさぎこっちを睨むように見ている。

「あぁん!? 誰だてめぇら?」

「俺達は・・・私たちは、あんたらを殺しにきたんだけど・・・今、暇?」

ポチも珍しく暗殺にノリノリで女口調で話している。

「今暇かどうかなんてお前らに教える義理もねぇなぁ!!」

リーダーの挑発的で余裕な笑みに組織のメンバーもクスクスと笑っている。

あいつらのリーダーの名前は武井ケイタと言うらしい。 ほかの奴らはいっぱいいすぎて名前を覚えるきもしない。

「へぇ・・・じゃぁおじゃまします!」

神域がズカズカと入っていくとそれに続きポチも至宝も入っていく。

「おめぇらもそんなに殺されてぇのかよ! たった3人でなにができるか見せてみやがれ!・・・かかれぇ!」

一気に倉庫の中がうるさくなった。 組織のメンバー12人は神域たちに向かってナイフやら銃やら金属バットやらスタンガンやら持って突撃してきた。


    ワァァァァァァァァァ・・・・






「あ~、俺も4人殺したかったなぁ・・・」

一方の北斗は、そうつぶやきながら神域たちの仮基地に一歩踏み出すと

「あの~、この家に何か用ですか?」

と言う。 その視線の先にはあの警察3人組とその部下たちがいた。

「ん? 君、いつからそこに?」

鬼塚が尋ねる。

「あぁ、僕ですか? 僕は隣に住んでいる、白石というものですけど、先ほどこの家に警察さんが入って行くのを見まして・・・」

北斗の演技が始まる。 しかし、いつばれるかわからない、見たところプロ級の人たちだったからだ。

「そうですか、私たちは警察の者です。 私は石江奏いしえかなでと言います」

そう言って、警察手帳を北斗に見せると鬼塚のほうを見た

「俺は、鬼塚おにづか 光次郎こうじろうだ!」

鬼塚は体はがっちりしていて怖そうだが結構明るかった。

「俺は、幸徳こうとく 聖夜せいやだ。ところで、白石さんこの家に住んでいる人のことを知っていますか?」

北斗を睨みつけるような鋭い目で見ている。

「あぁ、お隣さんはいい家族でしたね!3人の! あと、たまに娘が犬の散歩をするためにうちの前を取っていくのをよくみますね」

「・・・そうですか。 ・・・では、これがなんだかわかりますか?」

そう言うと幸徳は闇鳥メンバーが映っている写真を取り出した。

「! それは・・・どこかの子供たちですか?」

北斗は驚いたが、完全にばれるまで演技を続けた。

そうすると、今度は石江が

「この女の子・・・あなたに似てるみたいだけど?」

「女の子じゃないっ!! 俺は男だぁぁぁ!!・・・・・しまっ!」

「やはり・・・お前この組織の1人浪速北斗だな??」

今度は鬼塚が言う。

「チッ! そうです。 俺は浪速北斗。 あなたたちの、行動さっきまで見させてもらいました。 盗聴器・・・つけてましたよね? 困るんですよねぇ・・・そういうの。 俺達の楽しい楽しい日常が台無しになっちゃうじゃないですか・・・どうしてくれるんですか?」

北斗が一人勝手に言葉を発すとそのあたりの空気が変わる。 北斗がマジギレしたようだ。この気迫に幸徳以外の警察たちの額に冷や汗がはしる。

「捕まえろ」

幸徳がそう言うと今まで北斗の気迫に言葉がでなかった警察たちはいっせいに北斗にかかった。

『・・・さすがに1人じゃきついか、けど神域たちに迷惑をかけるわけにもいかないし頑張るか!』


 同じ時間帯に戦いが始まった。



「さすがにぶが悪いか・・・息があがってきちゃったな・・・」

北斗が余裕の笑みを浮かべながら雑魚の警察の最後の1人を倒した。

「一応、この世界を守ってる人だから殺しやしないけど・・・気絶させときました。 そうだなぁ・・・結構強くやったんで1日は目・・・覚ましませんよ?」

「・・・そうか、しかし1人で何ができる? すまんが、こちらに援軍が到着したようだ」

北斗の後ろには拳銃を北斗の腹部へ向けている警察がいた。

「やばいっ!」

『かわしきれるか・・・! しかし近すぎる・・・ やばいな』

そう北斗が考えているうちにその警察はひきがねを・・・・



   バァン!!!!





『あっ・・・ 俺死んだかもな・・・』

そう思いながら北斗が目を開けると目の前に人影があった。

「悪いが、こちらにも援軍が到着しちゃったから」

その声は至宝だった。 至宝は銃から解き放たれた弾を握っている。 どうやら、キャッチしたようだ。

「し・・・至宝! ありがとう! 助かった」

「まったく・・・お前は女なんだから無理すんな。 俺が助けに来てなかったら死んでたかもなんだぞ?」

「だから、感謝してるって・・・じゃなくてっ!!! 俺、女じゃないからぁ!!」

「フッ。 冗談だって・・・。 さっ! やるか! 警察タイジwww」

「うんっ!」







「至宝!! 今何人倒した!? っていない!! 至宝!?」

神域が叫ぶ。

「至宝ならとっくに倒してどっか行っちゃったけど・・・」

ポチが4人目にとどめをさしながら言った。

「そうかぁ・・・記念写真取ろうと思ったのにぃ~!」

「あぁ、また今度ね」

ボフンっ!

そう言うとポチは犬の姿に戻った。

「・・・なんか、さっきのキレイな人からこの姿に戻ると残念って言葉がとてつもなく似合うよね・・・」

「・・・フザケンナ」

「フイフーイ!」

そう言い放つと神域とポチは倉庫をあとにした。

 次回でミッション2終了です~・・・


 長いな・・・

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