暗殺物語~第9章~
あれから、1時間後・・・
「そーいや、神域はなんで点数なんてつけてたんだ?」
地獄から帰還したポチが神域に聞く。
「まさかこの私が意味もなく点数をつけていたとでもいいたいのか!?」
「まぁ、お前のことだし『まぁねっ!』とでも言うんじゃねーの?」
「・・・・ッフフフ。 まだお前はわかっていないな!!」
神域が自慢げに高笑いして最後の方にむせていたが
「ケホ・・・実はね! 暗殺していい人数をきめていたのだ!」
ぽカーン・・・。 3人が口をあける。イマイチ理解していないようだ。
「決めていたのだ!!」
神域はこりずにテイク2を行っていた。
「あ~つまり? 神域がつけた点数が今から暗殺に向かう組織の人間を殺せる数・・・というわけだな?」
至宝がうまくまとめあげると残りの2人も納得したようにうなずく。
「てことは~俺は3点で1点プラスされたから4人ってことか!」
北斗が輝かしい目で言う。 その目線の先には野良猫がうつっていた。なんとかわいらしい・・・。
「じゃぁ、俺は見てるだけってことか・・・?」
「ううん! ポチにはちゃんとおとりの仕事やってもらうからだいじょうV!!」
「あ~・・・わかったよ・・・」
ポチが半分諦めの顏で言う。
「じゃぁ、時間もないしそろそろ行く~?」
神域が仕切りだすとポチ以外の全員の目の色が変わる。 この状態に入るとターゲットになったヤツは生き延びることはない。
「・・・場所はここ。 今なら倉庫に集まってタムロしてるとこだろ。 やるなら今しかないな。」
至宝の情報をもとに4人は走り出しその場を去った。
「行ったか・・・。」
「今追いかけても証拠がないんじゃ無理だわ。」
闇鳥が去った後、3つの影が神域達の住みかに漂う。
「ここは、盗聴器を仕掛けて退散するぞ。」
「それが、1番の対策か・・・。」
「闇鳥・・・必ず逮捕する。」
そう言った人物。 幸徳の目は神域達の去った方角を指していた。
次回は暗殺実行!!!
あの人が・・・!?
誤字脱字すいませんorz






