No.02:『インフォメーション・ヲタク』
テーマ:[アイデンティティ]
隣の人が話している内容って、気になるでしょう?
この学校には、さまざまな噂が渦巻いている。
善行、悪行、自慢、エンタメ、恋愛、偏見。
他にも、人々は山のような噂を、日々共有しているのです。
それらを束ね、皆様に提供する者が、この学校に存在しています。
そしてその人間を、人々は「情報通」と呼ぶのです。
私の名前は日高拓真。
この高校で「情報通」をやっています。
「よお拓真。なあ、隣のクラスのよくツインテールにしてる女子のこと、お前知らね?」
「ああ、中川氏ですか。彼女は…そうですねえ、バレーボール部に所属していて、部員ととても仲がいいですねえ」
「他には?」
「あとは、誕生日をそろそろ迎えますねえ。さらにはここだけの話、ボーイフレンド様と最近別れていますねえ」
「うぇ、マジか!サンキュー!」
「ちなみに、どうして中川氏の事を?」
そう尋ねたが、足立氏は足早に去って行ってしまった。
うーん、なぜ教えてもらえなかったのでしょうか…。
答えたくない…つまり、足立氏は中川氏に好意を寄せているのでしょう。
今後の2人の行動は、私にとって極上のネタとなりそうです。
とまあ、このように皆様に情報を提供するのが、この私の日常であります。
対価は求めない。
ただ尋ねてもらうだけでいい。
これは私の趣味みたいなものなのであります。
まあ、これだけ聞くと、「情報通」とは中々損な役回りだと思われそうですね。
しかし、私はこの肩書きを気に入ってます。
他人に認められるほど、さまざまな情報が頭の中に入っている、そしてその情報を自分で管理していく、こんなに頭を使えて楽しいことはありません。
そもそも、私がなぜ「情報通」を始めたかと言いますと…と言ってもほぼ成り行きなのですが。
あれは中学2年生の頃。
何かと絡んでくる男との帰り道。
「なあ、3組の香川の進路知ってる?」
「香川?確か、西城高校じゃなかった?」
「え!?そうなん!?じゃあ大竹は?」
「えっと、県帝高校かな」
「マジか!?一緒じゃん!ていうか、お前と香川たちって絡みあったっけ?」
「いや、ないなー」
「だよな、お前よくそんなこと知ってるよなー」
という会話がありました。
なぜ私は彼らの進路を知っていたのか、ということはひとまず置いておいて。
なんとなく私はこの時、安田氏(何かと絡んでくる男)に頼られたんだな、と感じました。
そしてこの時から、「人が求めている情報がすぐに答えられる」ということに、ロマンを感じるようになったのです。
それから中学卒業まで、私は色々な情報を死にものぐるいで探すようになります。
人の会話に聞き耳を立て、どうしてもという時はインタビュー、各種SNSもチェックし、人々の微細な行動も逃さないように死力を尽くしました。
その結果私は、ほぼ全ての学校の人間の個人情報を知り尽くすまでに至りました。
運動能力、嫌いな食べ物、持病、親戚の人数、ある程度の規模の予定など…。
そんな私には、必然的に人が寄ってきました。
そして、私はどんなことにも答えることができました。
質問者は返答が返ってきて嬉しそうでしたねぇ、自分も情報の発信源だとは知らずに…。
そんな私を怖がる人もいますが、人間は愚かなもので、結局会話という情報交換ツールを捨てるには至りません。
なので、やはり無限と言って良いほどの情報が生まれるのです。
まあ友達は増えませんでしたが、私は「情報通」を続けた中学校生活にて、存在価値を生み出すことに成功しました。
高校生になって、再び情報を集め直すのは大変でしたが、情報収集は中々手際がよくなりました。
小型盗聴器のおかげで、インタビューをしなくても良くなりましたし、日々更新されるSNSをまとめるアプリも開発しました。
さらには、新しいネタとして世の中の時事も取り入れ、いよいよ本格的なメディアと化してしまったのです。
今では先生も私に情報を求めに来ます、自分が情報源とも知らずに、ね。
そして、ここまで「情報通」としてやってきた私は2つのことを学びました。
1つ目は、「情報漏洩は「情報通」として、厳禁」という事。
まあこれは当たり前ですね。
まあでも、学校では、人の口からの情報が大半になってしまうので、提供は早い者勝ちですが。
ですがそれでも、新しい情報というのは、価値が高くニーズがあります、手放すわけにはいきません。
そして2つ目は直前にも触れましたが「鮮度が命」という事です。
会話という噂はどうしても伝播するので、情報通としては好ましくない。
だからこそ負けじと、私は鮮度の良い情報を、良い質で届けられるように、日々努力をしているのです。
もうここまできたら、「情報通」どころじゃないですね。
そうですねぇ…「インフォメーションヲタク」、と言ったところでしょうか。
うーむ、「インフォメーションヲタク」、良い響きですね、気に入りました。
この言葉は、私の中の肩書としておきましょうかねぇ…。
さて、では私は今日も今日とて、情報収集をしていきますか。
もはや情報収集というのは私の日課でありルーティーン、「我集める、故に我あり」とでも言いましょうか。
と言っても、最近はアプリに盗聴器の音声も自動送信されるようにプログラムしました。
つまり、私はちゃちゃっとまとめるだけです。
そうしてあらかたまとめ上げたら、その情報を口づてなり、私のSNSアカウントにあげるなりして、皆様にお届けします。
もちろん、特大のニュースは伝えますが、細かい個人の情報はお伝えしません。
個人情報は、私に直接尋ねてくれる、真のユーザー、その情報を本気で欲している方のみに提供しています。
しかし今日の私は珍しく、まとめるのみならず、「調査」をしていこうと思います。
まあカッコつけて言っているだけで、実態は古式ゆかしい盗聴ですが。
なぜ聞き耳なんてリスキーなことをするのかと言うと…私にはどうしても情報を得たい女がいるのです。
情報通の私でも、アナログな手段を取らざるを得ない人間が…。
その女の名は、飯塚まゆ。
身長152.4cm 体重46.8kg 血液型AB型。
1-3組であり、委員会や部活にも所属せず、放課後は直帰することが多い。
にもかかわらず、勉強は得意であり、学年でもトップの成績なのです。
そしてこの女こそ、今日の私のターゲットです。
この女は4月に友達作りを失敗したのか、会話もほぼせず、情報が集まりにくい人なのです。
かろうじて、小学校からの友人、青木氏との会話が記録に残ってはいるものの、既に仕入れている芸能の話題で終わってしまっています。
そこまで調べ上げたところで…私はこの女が気になって仕方なくなってしまったのです。
コミュニティにほぼ所属しておらず、塾などの習い事もない、そんな人間、情報の価値が低いはずがない。
きっと、友達の多くない飯塚氏の情報に、ニーズは生まれないでしょう。
ですが、私はそんなミステリアスな存在、放っておけません。
優秀な人間なりの生き方、そこに私は興味を持ったのです。
と言うことで今日は、出来るだけ飯塚氏をつけて回ってみましょう。
うーん。
午前中、授業外はなるべく尾けるようにしていたのですが、全く動向がないですねぇ。
あまり自分を誇示することを好まない方なのでしょうか。
人との会話も、面倒に思っていそうですし…。
と、午後からの調査も難航に思われた次の瞬間、他クラスから声がかかる。
「まゆー、トイレいこー」
青木氏だ。
救世主青木様だ。
なぜあまり親しくもないのに、今日に限って?
そうとも思いましたが今はそれどころではありません。
これはまたとないチャンスです。
そうして、青木氏の行動の情報不足に反省しつつ、私は女子トイレへ急ぎました。
この学校には、一つの階層につき2箇所トイレがあります。
それぞれ反対に位置しており、階段側のトイレで用を足す者が多いです。
が、青木氏は階段側ではなく、人の少ないプール側のトイレへ向かう。
これまた意外な行動だ。
なぜわざわざ、2人きりになろうとする?
もしかすると、何かとんでもない話をするのかもしれません。
と言うのも、女子トイレは情報の宝庫です。
あそこは男子禁制の空間であり、陰口、自慢、恋愛など、もはや話題になりさえすれば、何を喋っても良い空間なのです。
しかも青木氏は、人の少ないところへ向かって行く、これは怪しい。
ですが、私は後ろから尾けているので、先回りもできません。
なので、私は男子トイレに潜んで窓を開け、向かいの女子トイレの窓の隙間から声を聞くことにしました。
というのも、プール側の窓は老朽化が進んでおり、そこから声を聞くことができるのです。
そうして聞き耳を立てていると、話が始まった。
「ねぇ、話って何?」
そう切り出したのは、まさかの青木氏だった。
あれ、話があるのは飯塚氏側?
「いやぁ、前のえんこーの話なんだけど」
と、飯塚氏が応える。
えんこー、、援助交際?
誰の?
「もうあたし、あのおっさんと縁切ろうと思うんだー」
って、え?
飯塚氏が援交?
「またそんな話?てかもう援助交際もいい加減辞めなよ」
「いやだってお金欲しいし…だからさ、今度は高橋先生におねだりしてみようと思って」
高橋先生…新任の教師だ。
こいつはどうやら、新任の教師に援交を仕掛けるつもりなのだ!
まずい、思っていたより飯塚はクズだ。
早くこのビックスクープを高橋先生や、校長に伝えなければ。
こんなクズ女に、高橋先生の教師人生を壊させてたまるか!
とはいえ、まだ真偽が怪しい情報をばら撒くわけにはいかない。
なので、高橋先生を追跡し、飯塚氏の動きがあればそれを証拠にしようと思います。
そして私はその日を皮切りに、ターゲットを高橋先生とし、行動パターンなどから追跡を続けました。
が、飯塚氏が近づく気配はありませんでした。
もちろん、飯塚氏の追跡もたまに行っていたが、あの日以降青木氏と喋る様子もないのです。
せっかく面白いネタが提供できると思っていたのだが、どうしたものか。
そう考えつつ調査を続けていたある日、飯塚氏がまさかの行動をとりました。
「あんた、ちょっとあたしについてきなさい」
なんと、直接私に話をしにきたのです。
飯塚氏に連れてこられたのは、もちろんプール側のトイレ前、そこで再び密会を行うようです。
「なんでしょうか、飯塚氏」
「まずその気持ち悪い呼び方をやめなさい、日高拓真」
「ほう、私のことを知っているのですか」
「当たり前でしょ、1-4 主席番号27、直近のテストの順位は36位、一人っ子で部活委員会無所属。そして、「情報通」を名乗り、様々な情報を他人に提供している男」
えっと、何だ何だ?
「メガネのクロスは忘れずに毎日持って来るが、ハンカチは3日に一回は忘れがち。ケチな性格で、購買を利用したことがない。また、背が高い人や年上を無意識的に避けがちである。そうでしょ?」
私は驚くのと同時に、口をニヤリとさせました。
まさかこの学校に、私以外の情報通がいるなんて!
「ほう、随分と私のファンのようで」
「は?何を言っているの?あなたの事を知っているのは、あなたの事が嫌いだからよ」
「ふむ、と言うと?」
「情報通だかなんだかの為に、陰湿な程他人の情報を集める。さらに、それを他人に提供する事で自分を満たす。他人を餌にするあなたの醜い考えが高校生のはじめからずっと憎かった」
ほう、そんな古くから実は目をつけられていたんですね。
「だから、あたしはあなたを調べたの。さっき言った事の他にも、住所や行動原理とかね。分析すると、あなたはとても単純な人間だったわ」
「うーん、見えてきませんね。つまり私に復讐をしたいのですか?」
「そうよ。そもそも、援助交際の件は嘘。あなたを引っ掛ける為の演技よ。そのために青木にも協力を仰いだの。そして…さぞ強烈なネタだったんでしょうね。あなたを誘き出す事にあっさり成功してしまったわ」
そう言ってスマホを取り出し、一枚の写真を見せる。
「これはあなたが高橋先生を調査していた時の写真ね。こいつを誰でも教師に話してしまえば、あなたのその異常な調査の仕方もめくれるでしょうね。そしたら、「情報通」なんてバカな真似は、もう出来なくなるわ」
なんて誇らしげに言っている飯塚氏を見ていたら、その証拠を隠したいがために、勝手に腕がスマホに伸びていった。
けれど、
「あ、もちろんこのスマホを壊しても無駄よ、コピーは完了していますので」
と、またしてもしたり顔を見せてくる。
この状況、一見すると、日高拓真が追い詰められたように思えるだろう。
しかし、この男の口角はみるみるあがっていき、ついに彼は笑顔になった。
ああ、面白い。
やっぱりこの女は面白い。
私は、興奮してしまった。
こんな感覚は、情報通になってから初めてだ。
残念ながら、あいにくこの趣味を止める気はない。
そうだな。
ここは一つ、演技を打とう——。
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「分かった。金輪際、執拗に人の情報を探るのはやめる」
それだけ言われたあたし、飯塚まゆは、ポッカリ口を開けて唖然としてしまった。
え、今なんて?
ずっと続けていた情報通のポジションをこうも簡単に捨ててしまうものなのかと、あたしは拍子抜けしてしまった。
すると日高は、頭にはてなマークが浮かびまくっている私を置いて、スタスタと帰ろうとする。
「いやちょっと待て!」
苛立ってしまい、思わず大きな声を出す。
「信用できるか!口約束だけで済むと思うなよ!」
日高はそれを聞いて、私とは対照的な、冷静な口ぶりでこう告げた。
「もちろん、信用してもらえるようにするよ」
「いやだから、どうやって?今までのことをそう簡単になしにはできないわよ」
「そうだな、とりあえず僕のブログは消す。そして、僕の情報を保存したアカウントをあなたに渡しましょう」
それに続けて、日高はスマホを見せる。
「そしてこの端末、さらには私の愛用PCも、あなたに渡します。これでいいでしょう?私は情報の収集も発信も出来なくなりますよ」
確かに、これならかなり行動が制限される。
これだけでも、あたしが罠を張ったリターンになるだろう。
あたしは首を縦に振り、今日のところの情報通抑制はここまでとなった。
翌日、PCを日高から受け取って、各々のクラスに入る。
が、あたしはやっぱり、日高のクラスの行動が気がかりで、すぐさまやつのクラスへ向かった。
しかし、日高はこれまでの日高ではなくなっていた。
いつものように情報を求める級友を無視して、分厚い本を読んでいたのだ。
ちなみに、情報通アカウントや情報通ブログなどは、あたしが予告なしに消去した。
つまり、彼らは日高が情報通を辞めたことを知らないのだ。
今まで通りにいかなくなった日高を、クラスメイト達はあっさりとのけ者にしてしまった。
やはりやつには人望がない。
どうやら、クラス内での動きは無さそうだ。
下校時も、あたしはしっかりとやつの後を追跡した。
なぜなら、やつにネットカフェなどで再び情報の発信などをされると困るからだ。
そう思っていたが、やつはどこにも寄らずにまっすぐ駅へと向かう。
そして、電車に乗り込み、あっさり帰路についた。
あたしは、出来る限り追尾したが、結局怪しい動きを見せることは無かった。
しかしなんだか、あたしの存在に気づいているかのような、わざとらしい動きのように感じる。
思えば、建物に入ることはなかったが、駅まで直接行かず、グルグルと変な道を通っていた。
あれは、やつなりの挑発なのだろうか。
もしかしたら、何か企んでいるのかも知れない。
しかし、やつが家へ帰ってしまえば、そこから先は何も出来ない。
やつの家の端末は全て没収したし、外出の動きがあれば、こっそり潜ませたGPSが証拠になる。
そうすれば、いよいよあたしは学校に情報通のことを告発するだろう。
その日は、出来れば早くボロを出さないかな、なんてあたしは思いながら、家へ向かっていった。
次の日。
また普段通り学校への道を歩いていた。
しかし、周りの様子がおかしい。
なんだか、あたしを見ながらざわざわ喋っているようだった。
とりあえず無視をしながら、クラスに入ると、先ほどより周りのざわめきは悪化した。
そのざわめきに苛立っていると、2人組の女があたしに話しかけて来た。
「ねぇ、髙橋とヤって気持ちよかった?」
一瞬にして、身体中に鳥肌が走る。
体が熱く、感じたことのない辱めだった。
すぐにこれはやつの仕業だと思い、あたしはクラスを逃げるように出て、やつのクラスへ向かった。
そして、やつとの密会の約束だけ告げて、どこか隠れる場所を探そうと東奔西走したのだった。
約束の時間。
あのトイレで、やつは先に待っていた。
その面に殴ってやりたがったが、なんとか己を律する。
律する…が
「どうやった!!おい!どうしてくれるんだ!?」
そう言った勢いのまま胸ぐらを掴んでしまった。
「どうって、母上に行ったんですよ。『髙橋先生と援交してる奴がいる』ってね。そしたらぁ、あっさり間に受けてっ、学校に電話してっ、ぷぷっ」
そうか、あたしとしたことが見落としていた。
口頭から学校へ情報を届ける手段があったのか…。
日高に固執してるばっかりに…。
「いくらあなたでも、口頭での伝達は奪えませんよね」
ああ、初めから全部、日高の掌の上だったのか。
口頭という手段に目を向けさせないために。
だからこいつはわざとらしく電子機器を開け渡していたのか。
自分の単純さに、心底落胆する。
あんなに復讐に燃えていたのに、こんなミスをするなんて…。
「ちなみに、GPSには気付いてましたよ。靴底に貼り付けるなんて、案外チープなことをなさるんですね」
ああぅ…なんて、聞こえない様に情けない声をこぼす。
あたしは敗北を噛み締め、悔しくて悔しくて倒れ込んだ。
こんな姿を誰にも見せたく無かったが、こうせずにはいれらなかった。
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ああ、なんて気持ちいいのでしょう!
喧嘩をふっかけてきた女を、返り討ちにするなんて!
私は自身の演技の成功の喜びで、笑いを堪えようにも堪えられず、今までで1番大きな声で、1番高らかな声で、長い間笑い続けました。
そして、喜びが最高潮に達してしまい、私は大きな声で
「これが真のインフォメーションヲタクだぁぁぁっ!はははっ!」
なんて、そんな訳ない下手くそな笑い方で、そう叫びました。
廊下中に響いた私の声は、まるで輝かしいファンファーレだなと、そう私は思ったのだった。
そんな訳で、翌日。
あの女はもう私に干渉してこないので、今日からまた、情報通再開です。
それが楽しみで、私はウキウキで登校しました。
しかし、クラスの扉を開け放ってみると、
「これが真のインフォメーションヲタクだーーー!ははははははっ!」
と、クラスの中心人物の男が、机の上に立ち上がりながら叫んでいました。
そして、私が入ったことにすぐさま気づき、
「あ!!インフォメーションヲタクだ!なぁ、昨日叫んでたのお前だよな!まじおもろすぎだろお前!なあ、本家聞かせてよ本家!」
なんて言ってきました。
周りの奴らも笑っています。
どうやらつい昨日の出来事が、市民によって拡散されてしまった様ですね。
しかもピーピー騒いで、情報をエンタメにされてしまいました。
そうです。
その通りです。
「情報通」には2つ、掟があります。
情報を漏らさないということ。
そして時事ネタは、鮮度が命ということです。
【あとがき】
日高は他人特化型情報通
飯塚は日高特化型情報通
という裏設定があります。
面白かったら、絵文字を押していただけるとありがたいです。
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