波音とコーヒーのあいだに
ひとり、海沿いの町をさまよう青年がいた。
その手には、古びた絵葉書。
導かれるように辿り着いたのは、波音が聴こえる小さなカフェ。
ゆっくりと時が流れるその店を営むのは、物語を愛し、静けさを大切にするひとりの女性。
交わす言葉は少なくても、差し出されたコーヒーに、どこか懐かしいぬくもりを感じた。
それは、逃げ込んだ先で出会った優しさ。
それは、閉ざされた世界に射し込む、小さな光。
波音とコーヒーのあいだに、ふたりの静かな物語がそっと始まる。
第1章 静けさの向こうに ~海が見える席~1
2025/05/01 21:32
(改)
第1章 静けさの向こうに ~海が見える席~2
2025/05/02 00:09
(改)
第1章 静けさの向こうに ~海が見える席~3
2025/05/03 09:13
(改)
第1章 静けさの向こうに ~海が見える席~4
2025/05/03 16:19
(改)
第1章 静けさの向こうに ~海が見える席~5
2025/05/03 21:04
(改)
第1章 静けさの向こうに ~海が見える席~6
2025/05/04 11:00
(改)
第1章 静けさの向こうに ~海が見える席~7
2025/05/04 12:57
(改)
第2章 あの頃の続きを探して
2025/05/05 00:50
(改)
第2章 あの頃の続きを探して 2
2025/05/08 01:44
(改)
第2章 あの頃の続きを探して 3
2025/05/08 02:20
(改)
第2章 あの頃の続きを探して 4
2025/05/09 02:18
第2章 あの頃の続きを探して 5
2025/05/11 17:43