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幼馴染が馴染み過ぎた結果、にじんだよね  作者: 猫の集会


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向かい合い

 平然と食事する二人をみていたら、なんだかオレの心が可哀想になってきたので、オレはさっさとご飯を済ませて部屋へと戻った。

 

 

 心のドアと一緒に、この部屋のドアも閉鎖したいくらいだ。

 

 

 …

 

 ‼︎

 

 なのでオレは閃いた。

 

 

 ドアに張り紙をすりゃいいのさと。

 

 

 なので早速ドアに、

 こちらのパークは閉園中です。

 と書いて貼りましたよ。

 

 

 そしたら、その日はどなたもいらっしゃいませんでした。

 

 

 ホッと一安心いたしましたよ。

 

 

 

 

 

 ですが‼︎

 

 

 ですがですよ‼︎

 

 

 次の日、柚穂があたりまえのようにまた入ってきたじゃありませんかっ‼︎

 

 

 あー、失敗いたしました‼︎

 

 

 やつは、注意力もなければ張り紙などを読むことも大嫌いな生き物なのでしたっ‼︎

 

 

 簡単な言葉にしておけばよかった…

 

 警告‼︎とか書いておけばよかったですね…

 

 

 キケン‼︎とか…ね。

 

 ドアノブしびれ‼︎キケン‼︎

 

 とかもありだな。

 

 ビビりだし。

 

 しかし…残念ながら、あっさり侵入してきた柚穂は…突然また意味のわからんことを言い出したのです。

 

 

 なんと、いきなり

 

「好き」

 

 と。

 

 

 …

 

 

 は?

 

 ん?

 

 

 どうしたん⁇

 

 

 好きとは?

 

 

 だって…あなたは、兄貴の彼女なんですよね⁇

 

 

 ⁉︎

 

 ここ、兄貴の部屋…じゃないよね⁉︎

 

 

 辺りを見渡すが、やっぱりオレの部屋でした。

 

 もう一度見回したんですけど、やっぱりオレの部屋でした。

 

 

 ‼︎

 

 

 こ、こやつら…まさか…オレをいたぶって遊んでおるのか⁉︎

 

 

 どんな性癖しとるんよ‼︎

 

 

 オレをからかってそんなに楽しいんか⁉︎

 

 

 いやいや、オレはそんなことでは動揺致しませんよ。

 

 

 好きと言われたら、オレは

 

「き、きのこ」

 と返しましたよ。

 

 

 いきなり始まる、しりとりさ。

 

 ふふん

 

 さぁ、びっくりしたでしょう?柚穂さん。

 

 と、ニヤリとすると柚穂は

 

「こ…困らせないで」

 

 と、返してきた。

 

 

「で…でも、困らせてるのそっちだから」

「ら…来世まで待てと?」

「と…とりあえず、部屋からおでになりな」

「な…なんでよ」

「よ…よく胸に手を当てて考えたら?」

「ら…ライバルには負けない」

「い…意味わからん」

 

「ん………」

「はい、オレの負けですー。しりとり終了ー。さようならー」

 と、オレは部屋から柚穂を退場させました。

 

 

 ドアの向こうでは、

「意味わかんないっ!バカっ‼︎」

 って、幼馴染女さんが騒いでおりました。

 

 

 意味わかんねーのは、おまえさんじゃないのですかねー…と、オレは心の中で思いましたよ。

 

 

 てかさ、なんであの人…オレの心の扉、勝手に開けようとするん?

 

 

 心の不法侵入やんけ。

 

 廊下で騒いでいる柚穂。

 

 

 

 締め出された柚穂をみかねて、兄貴が部屋に迎え入れたようだ。

 

 

 

 へいへい、仲良くお幸せに〜‼︎と心で申して、また部屋のドアも心のドアも閉めたよね。

 

 

 バタンとさ。

 

 鍵…

 

 つけようかな。

 

 部屋にも心にも…

 

 

 

 それから時間が経って数時間後の晩御飯。

 

 

 …

 

 

 オレはめっちゃ目を細めて、薄目でご飯をいただきましたよ。

 

 

 だって…

 

 奴らが並んでご飯食べてんじゃん。

 

 視界に入れたくないよね。

 

 

 なのに、正面に奴らは座ってるしさ…

 

 

 そしたら、かあちゃんに

「眠いの?赤ちゃんみたいにうとうとしながらご飯食べて。今日は早く寝なさいよ」

 

 なんて言われたよね。

 

 

 眠くない‼︎

 

 なんなら昼寝もしたし、むしろめっちゃ起きてます‼︎

 

 

 薄目と眠い人の見分けもつかないんじゃぁ、母さんや、まだまだですね。

 

 と、心でクスッと笑ったよね。

 

 

 そしたら、向かいの二人は…大爆笑してるんよ?

 

 

「「赤ちゃんって…くくくっ…眠いって」」

 

 ってさ。

 

 

 いや、この薄目はおまえさんがたのせいなんですが?って思ったよね。

 

 

 それを二人して笑うとかさ…

 

 

 こいつら、丸めて泥団子にしてやろうか…

 

 

 あ、丸めるだけでも一苦労なのに泥までもってくるとか大変だな…

 

 

 そもそも丸めるって…どうやるん⁇

 

 ただただ丸めたらストレッチしてるみたいにならん?

 

 

 で、泥って… 

 

 

 そんなのからだにまぶしたら…ただの泥パックやん…。

 

 

 ストレッチさせて泥パックとか…

 

 

 オレ…ただのいいやつやん…。

 

 

 …

 

 なんなんよ…

 

 まったくさ。

 

 

 くだらないことは考えないで、オレはさっさとご飯を済ませて部屋へと戻ったのでありました。

 

 

 続く。

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