私は出流(いずる) 権三郎(おねぇ)の幼なじみ なろうラジオ投稿版
1000文字って大変ですね(;´д`)
私は出流。
稀人ギルドの小さな支部を最近任された、現代人の転生者です。
前は日本の地方都市で会社勤めをしていました。
ここは、転生や召喚された人を助ける、お互いに助けあうための『互助会』のような活動をしている組織なんです。
中略
◇
何故私がみんな知ってるようなことを、早口で説明するように頭で復唱しているのかというと、
実は私、とても焦っているのです。
今、手元に届いた冒険者の情報の中に、前世の友人の情報を見つけたんです。
先ほどこのギルドに来た冒険者たちですが、ほとんどが稀人だという、珍しいグループだったのでした。
その中に、転生した私の幼なじみが居たのです!
提示されたデータで、それがわかってしまったのです!
権田権三郎くん。
ごんちゃんは前世の私の初恋の人だったのです…。
私は彼のことがとても好きだった。
告白はしてないんです。片思いのままでした。
卒業後、彼は私や友人たちから離れて音信不通となり、
そして突然再会したときに、おねぇになって居た衝撃っ!!!!
衝撃を受けた…。
それから前世の私とごんちゃんは、女友達になったんだよね…。
◇
私はそれから転生して、
今、彼と再会した…。
だから、転生した今ならっ!
二人がまた会えた今ならっ、
きっと私は告白できる!
そしてっ、そして今度こそっ!
今度こそ、私の恋を成就させたいっ!
と、データを見ていて私は気づいた…。
「フィーアぁ…?
エルフの、女性ぃ~っ!?」
私は思わず席から立ち上がり、
受付にいる冒険者たちを見たのでした。
そして、仲間の男性へ僅かに身を寄せている、小柄なエルフの女性をまじまじと凝視したのです。
ごんちゃんっ!!、エルフの女の子になってる!?
それにっ、彼氏いるの~!?
細身の戦士で中東風の、髭の男っ。ごんちゃんのモロタイプな人じゃない!
私は脱力して、椅子へと腰を落として、机へと倒れ込む。
机に突っ伏したまま顔を傾け、横目でごんちゃんと、その仲間たちをぼんやりと眺める。
また告白できないのね。
私の人生って何なんだ…。
でも、まあいいか。
ごんちゃん、楽しそうだし…。
前世のごんちゃんは、カミングアウトして、さっぱりした顔はしてたけど、
でも、寂しそうだったもの。
ごんちゃんが幸せなら、私も幸せだしね…。
前世で好きだった人と、また再会できたことを喜ぼうっ!
私は頭を切り替えて、
ごんちゃんへと声をかけてみる。
「ごんちゃんっ!ごんちゃんよね?
わたしよっ。幼なじみの、お隣のいずるっ!」
自分は、削るの苦手だとつくづく実感いたしました( ̄▽ ̄;)
こんなものかと書き始めた初稿の荒いもので、物語の前半で600文字を越えていた時はダメかなと思いました。
言葉の足らない状態で書き上げた1500文字近いところから、なんとか削るのは…、
本当~に、難儀でした(;´д`)←削って増やしての繰り返しですね(^_^;)
もう打ち止めです(苦笑)
削る前のものは、元気が出たら改めて直して、序盤を割愛しないバージョンで投稿しようかなとも考えております。
ご笑納いただけると良いのですが。