進展
米3ー1
うーんなるほどわからん。
とりあえず二人に聞いてはみた。聞いてはみたのだが、、、
「あのすいません。」
「うむ。」「はーいなんでしょう?」
「ここはどこでしょう?」
「ふむ。当然の質問だな。ここは「ここはてんごくですよ!!て、ん、ご、く!!」
天国、、、やっぱ俺死んだのね、、、
「わらわが答えておろう!!」「答えたもん勝ちでしょう!!」
周りを見てみればなるほど確かに現実ではない光景ではある。
「そんなわけあるか!!そもそも死神のお主がここにおることがおかしい!!」「おかしくないですー!ちゃんと許可は取ってここにいますー!」
図書館と思ったこの場所は、よく見ればどこまでも本棚らしいものが視界の限界まで続いている。壁は見えない。机もなく、ただ俺の座っている椅子と目の前で口論を始めた二人、そして、椅子に座っている俺だけだ。見上げてみると、天井もない。
ただただ白い空間。
「だれじゃ!そんな許可を出したうつけは!!」「そりゃもう、、、」
、、、静かになったな。女性の方は腰まである金髪碧眼巨乳に眼鏡に金色の杖(?)。白一色の服と言うかローブと言うか、、、よくみると一枚の布を上手く巻いて服にしてある。形容しがたいほどの美人。十代と言われればそう見えるし、二十代後半ぐらいまでの大人びた感じもある。八頭身だと、、、!
「、、、ないなー」
「なんか残念な目で見られているのじゃが!?」
幼女の方は団子にまとめた青い髪に赤い瞳と唇の左側にある小さなホクロ、真っ黒いシャツに身長より大きな鎌をもっていてこれまた真っ黒いジーンズ(なのか?)。身長が金髪のほうの肩までしかない。かわいいな、、、これは、、、
「天使だ、、、」
「わたし死神ですけど?!今この鎌おもいっきり見てましたよね!?」
「こやつ腹立つのう!!やっぱり行き先変えてやろうか!?」
「だめです!今から変えたらあのお方が!!」
「ぬぅ、、、気に食わんのぅ、、、しかし!!」
結局わかったのはここが天国らしいという事だけ。
二人が口喧嘩を始めてしまったのでしばらく質問できそうにない。どうするかな、、、とりあえず、、、本棚でも見てこよう、、、