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異世界モノクローム  作者: 西京ユアン
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1章 2話

 目が覚めると俺は、当たり前だが見知らぬ人気のない暗い路地にいた。

「ここはどこだ?」

 当たり前のようなことをつぶやきながら俺は思考を回した。

 俺は、真っ先に情報収集をするために、広場に出ることにした。

「取り合えず広場に来たが、こっからどうするかな?」


 さすがに始めてくる世界に困惑しつつも、俺は冷静に判断し、酒場で情報収集をすることにした。

 酒場に行くことにした俺は、

「そういえば俺、酒場の場所さえ分からなくね?」

 少し考えればわかることだが、俺は、少しも冷静になれていなかったようだ。

 道を歩く人に聞いて回り酒場の場所とこの街の情報を少し手に入れたが、何か俺はこの街に不信感を感じた。

 俺は自分のいやな感じを感じつつ酒場に行き、さらなる情報を集めることにした。



その後、、、

「いやはや、兄ちゃんいい奴じゃねえか!」

 そう話している酒臭い男は、俺が酒場に情報収集をしているときに仲良くなった、とあるおっちゃんだ。

「そういえば、兄ちゃんはなんでこんなところにいるんだ?」

 唐突におっちゃんがそう問いかけてきた。

「なんでっていうかさっきも言ったけど情報収集だが。おっちゃんにも結構いい情報をもらったしな、今度礼をさせてくれ」

 基本的に情報をおっちゃんから入手していた俺は、おっちゃんにこの国の名前と街の名前や、この国での法律、さすがにあるとは思ったいなかった魔法のことも教えてくれた。


「そういえばおっちゃん」

 俺は、サクラの情報を求め、おっちゃんにサクラの見た目などの情報を伝え、サクラの情報はないかと問いかけた。

 流石に、そんなことは知らないと思っていた俺だが、サクラの服装など見た目の特徴を伝えた瞬間、おっちゃんの顔が一瞬険しい顔になった。

  

「どうした?おっちゃん」

 俺は、おっちゃんを怪しく思い、おっちゃんに聞いた。

「い、いや何でもないさ」

 いかにもあやしげな様子で返してきた。

 俺はそんなおっちゃんを問いただすように聞いた。

「おっちゃん何か知ってるのか?サクラのこと!?知っているなら教えてくれ!」

 おっちゃんは、何かおびえているかのように答えた。



 俺が、おっちゃんから聞き出したサクラの情報はこうだ

 ・サクラは3か月も前にこの街に現れアーティという怪物の類に連れ去られたらしいということ。

 ・そのアーティという怪物は、この街の人間をとって食べているということ。

 ・そのアーティを駆逐していた騎士団が、アーティとは別の何かに全滅させられたこと。


この3つのサクラの情報を手に入れた俺は、

「ありがとう、おっちゃん、悪いんだけど近くの宿の場所教えてくれないか?」

 俺は、今日は宿で泊まって次の日にサクラを探す旅に出ることを考えていた俺は、おっちゃんに宿の場所を聞き泊まろうと考えた。

「ああ、なら、俺のところへ来い」

 おっちゃんは、そう言い俺は、おっちゃんの家に泊まることにした。


「異世界モノクローム」 1章第2話を読んでいただきありがとうございます。

 今回は、主人公リュウキの異世界についてからの情報収集の回になってしまいましたが、この世界の怪物「アーティ」やサクラの現状が把握できたところで、おしまいになってしまいます。

 次回は、リュウキがおっちゃんの勧めで仲間を作るところからスタートになります。

 次回も、読んでいただけると嬉しいです。

 この作品への感想は、作者の励ましになりますので、ぜひお願いします。

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