1章 1話
それは、とある高校生の下校中の出来事。
「ちょっと聞いてよ、リュウキ!」
それは幼馴染の若杉桜が話しかけてきたことが始まりだった。
「ん?なんだよ?またなんか作ったのか?」
俺、こと城戸龍騎はいつものようにサクラが作ったであろう発明のことを聞いた。
「うん!実はね!異世界に行く装置を作ったの!」
「そうかまた大層なもん作ったな」
俺はいつものように返した。
「ん!?ちょっと待て、お前なんて言った?」
驚いた俺は、思わずサクラに聞き返していた。
「え?いや、だから、異世界に行く装置」
「ふざけてないよな?」
いつもふざけたものを作っていたサクラだったが、「異世界に行く装置」なんてものを作り上げたのは、初めてだったので、さすがの俺も驚いた。
「うん、しっかりちゃんと行けるよ?」
そんな話をしているうちに、サクラの家についていた。
「それじゃあ私、今から異世界行ってくるから。明日には帰っていると思うから」
そんな言葉を残し、家に入っていった。
「あいつ大丈夫かな?」
なんて半ば心配しつつも「異世界に行く装置」なんて、考えつつも半ば冗談だと思い流ら、帰路についた。
後日、、、
いつも遅刻ギリギリで来るサクラが、今日は来なかった。
(あいつ、まさか本当に異世界に行ったんじゃないだろうな?帰りに寄るか)
さすがに本当に心配になってきた俺は、学校の帰りにサクラの家によることにした。
サクラの家についたが、チャイムを鳴らしてもサクラは出なかった。
サクラは一人暮らしのため、何かあった時のための隠していたカギを使い、サクラの家に入った俺は、
「あいつ、、どこ行きやがった?」
サクラはいなかった。
いつもなら、基本的に家から出ることのないサクラだが、今回は携帯に電話しても出ないので、心配で家に入ったがのだが。
サクラの作業部屋に行くと、変な箱と、置手紙のようなものが置いてあった。
(私やっぱりしばらく異世界に行っているからリュウキも来たくなったらきていいよ!
追伸、あんまり危ないことしないから旅行気分で来るように!)
「あいつ、本当に異世界に行っちまったのか?あいつ超が付くほど運動音痴なんだが、、、仕方ないか、昨日、あの後帰った後すぐに行ったのならまだ、大丈夫だとは思うが、よし行くか」
そして俺は、その「異世界に行く装置」を使い、異世界に行くことにした。
俺は、「異世界にいく装置」を使った。
目の前が真っ白になり、俺の意識は遠のいた。
この度は、僕の作品、「異世界モノクローム」をお読みいただき、誠にありがとうございます。
この作品は、以前、僕が、「星空文庫」さんの方で書かせていただいておりました、もののリニューアルバージョンでございます。
この作品はある程度完成しておりますので、作者の気まぐれで、作品が、思わぬ方向へ進まない限り、随時更新していく所存でございます。
そして、この作品への感想、ブックマークへの追加などは、作者のモチベーションになりますのでよろしければ、この作品への感想などをよろしくお願いします。