些細なできごと
真美ちゃんが誘ってくれて入ったグループ。
最初はみんないい人だと思ってたんだけど、その中の中心的な加藤明希ちゃんがとっても性格悪い感じ。自分のために利用できる人とは仲良くするがそれ以外はそうでもないみたいな、どうしても好きになれない人だ。まず人自体苦手だけど。
それから明希ちゃんに嫌われたっぽくてお昼を一緒に食べなくなった。しかも理由かと思われることがすっごく些細なこと。ある朝明希ちゃんが別の子と歩いててわたしはチャリ通なので横を通り過ぎようとした時明希ちゃんが振り返った。目があったからやべって思って慌てて笑顔を作って手を振った。向こうもそうしてくれたんだけどそのあと
「おはよう!」
って言ってきた。通り過ぎたし、朝って声でにくいからおはようとは言わないでちょっと振り返って微笑みを返したんだけど、気づいてなかったみたいで無視されたと思ったのだろうか。その日からお昼別の場所でたべだしてわたしはそこまで仲良くないし気を許したわけでもないから、誘われなきゃいかなかった。おいおい、嫌がらせあからさますぎるだろ。とか思いながらまあいっかってなって一人で食べてた。
ムダに気を使わなくていいからそれでもよかったんだけど、その頃真美ちゃんは違うグループにいてまたお昼に誘ってくれた。別にいいんだけどなぁ。
「お昼一緒に食べよ〜?」
「あ、うん。いーよ」
おい、わたしどんだけ上からだよ。誘ってもらったのにありがとう、じゃなく、いーよって…。そこの人たちはみんな気を使ってくれるのでなんか悪いな。
なかには一緒に帰ろうって誘ってくれた子もいるし、声をかけてくれる子もいるし。でも馴染めない。なんでかはわからないけど馴染めないし気を使ってくれるのはありがたいけど使われるの好きじゃないんだな、わたし。疲れる、わがままだね。
それ以外はなにもなくて平穏な日々を過ごしていた。でも数日後…あんなことがあるなんて思いもしなかった。
今回短かったですかね。
サブタイトルと内容合ってない気もします。
たぶん時間ちょっと長くなるかもです。
やっと『あの頃の笑顔で』っぽくなってくるかと思います。