第24話「漫才『勘違い』 by いこまべ」
始まりました〜。こんにちは、DJ曽我部です!本日もゲストはこの方、シュールな笑いのパーフェクトアイドル、生駒会長で〜す!
「はいどうもー。生駒です!」
あら、今日はめっちゃ元気ですね。声張ってますね。
「そうですよ。だって今日はわれわれ生駒部の漫才の初お披露目の日ですからね!」
はい。昨日めっちゃ練習しましたよね!正直難しくて。会長が全部ネタ書いてきてくれたのですが、うまく覚えられないし、テンポとか間とか、どうしたらいいんだ!って感じでした。
「まあね。じゃあ早速いっちゃいますか?」
ですね。じゃあカメラをセットしますね。一応センターマイクも用意しました。出囃子はファットボーイスリムのあの曲です。さて、いきますか。セルフ紹介で登場しましょうか!ギャラリーのみなさま拍手をお願いします!
では、エントリーナンバー1番「生駒部」です!どうぞ〜!
(Because we can, can, can, Yes we can, can, can, can, ⋯⋯)
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はいどうも~、曽我部で〜す。
「生駒です」
よろしくおねがいしま~す。ということでね、やって行こうと思いますけどね。えっとですね。勘違いってよくあると思うのですよ。いかがでしょうか、みなさんは。ずーと長いこと勘違いしてましたってことありますよね。
私なんかですね、あれ古墳ありますよね。前方後円墳ってやつ。あれって丸い方が前で、四角い方が後ろだとずっと勘違いしてたんですよね。あれ違うんですよ。名前の通り、前方だから前が四角、後円だから後ろが円なんですよね。これ勘違い。知ってましたか?丸い方が後ろってこと?
「うん。知ってるよ」
えっ、そうですか!?いやでも、あの前方後円墳って絵とかだとだいたい丸い方が上にくるでしょう?鍵穴っぽい形ですよね。だから、丸い方が前だと思ってたんですよね。そう思わないですかね、普通は。
「どうかな。ていうか、あれの前とか後とかは、語呂で決めてるからね。前円後方墳だと語呂が悪いでしょ。やっぱり前方後円墳でないとしっくりこない。あれは語呂の問題ですよ。だから丸い方が後ろになった」
いやいや、語呂は関係ないでしょ。ていうか名前は後から付いたんだから。昔は、っていうか当時は前方後円墳なんて呼んでないでしょ。のちの世に発見した学者とかが勝手に名前を付けただけで。当時はただ単に墓って呼んでただけですよ。ただのバカでかい墓って。
だっておかしいでしょ、前方後円墳とか言ってるの。「明日は実家の前方後円墳参りに行くんだ」とか言ってるとだいぶ違和感ありますよ。当時は単に墓って呼んでたんですよ、たぶん墓です。
「なるほどね。まあね。じゃあさ、こう仰向きで寝転んで乗る時はさ、丸い方が頭に来た方がいいでしょ。だから丸い方が後ろよ。丸い方が前だと危ないよ。進むとき頭が前になっちゃうからね。前が見えないよ」
は?
「だからさ、仰向きで寝てさ、頭が前だと危ないでしょう。進んでいくとき前が見えないじゃない。四角い方に足を置いてさ、足の向きが前だと前の方が見えるでしょ。だから前は四角い方なんだよ」
えっと、何を言ってるのでしょうか?乗る時ってなに?古墳は乗り物?進んでいくの?
「いやいや。だから古墳がこうあるでしょ。寝ながら乗るスタイルの時はさ、四角い方に足がくるでしょ?位置的に。丸い方は頭を乗せるのにちょうどいいじゃない。クッション効いてよさそうでしょ。木が生えてるところが枕的ないい感じになってさ」
いやいや、古墳に乗るって何よ?
「えっと、あれか、またがって乗る派ってことなの?君は。その場合は確かに丸い方が前の方がいいかもしれないけど。つかまりやすいもんね、そっちの方が。でもそういうことじゃないんだよなー。やっぱり寝転んで乗りたいよね」
こっちこそそういうことじゃないんですよ。だから古墳に乗るってなんなんですか?
「だからさ、わかんないかなー。あれ、ボブスレーとかスケルトンってあるでしょ?ウィンタースポーツの。リュージュってやつも。ボブスレーは前向いて座るでしょ。だから君はボブスレー派ってことよ。私はリージュ派よ。足が前で頭が後ろで仰向けに乗るのがリージュでしょ。スケルトンはうつぶせで頭が前よ。これは怖いよー。スケルトンは怖い。危ないのよ。だから、古墳はリージュがいいってことだよ。うん」
ちょっと何言ってるかわかんないです。古墳に乗るんですか?めっちゃでかい人の、巨人の話をしていますか?
「いやだからさ、まあ巨人でもいいよ。それか古墳がちっちゃくてもいい。古墳が人間サイズでも。それはどっちでもいいよ。どっち向きに乗るかの話なのよ。仰向きで寝転んで乗る時はさ、丸い方が頭ならいい感じだってことだよ」
いや、違うんですよ。古墳はお墓なんですよ。乗り物じゃなくて。
「うん。わかってるわかってる。⋯⋯。えっと、なんの話だっけ?」
だから勘違いですよ。勘違い。ずっと勘違いしてたってことありますよね。だから会長は古墳をボブスレーと勘違いしてたってことでしょ。
「あー、そうそう。そういうことになるね」
他はなんかないんですか?勘違いしていたってこと。もっとまともなの。
「うーん。あー、あれだ。すみっコぐらしの"とかげ"とかね。あれ実は"とかげ"じゃなくて、恐竜のこどもなんだよ。勘違いしてたなー。かわいいよね"とかげ"。好きなんだよね」
そうそう、そういうのでいいんですよ。てか公式の設定ですよね。"とかげ"が実は恐竜だってことは。あとあれですよね、かたつむりみたいなキャラもいますよね。"にせつむり"ってやつ。あれも実はかたつむりじゃなくて、なめくじが殻をかぶってるっていう設定でしたよね、たしか。
「え?そうなの?」
え?知らなかったんですか?
「いや知ってる、冗談だよ。あいつすぐ謝るんだよね。嘘をついてすみません。すみませんすみませんって」
ね~。なんか変ですよね。
「うん。あれ謝る理由を間違ってるよね。嘘をついたのはまあいいとしてさ、その殻は元は誰のだよっていう話だよね。カタツムリって殻は取れないよね。殻が取れたら死んじゃうから。じゃあ"にせつむり"よ、お前のその殻は一体どっから持って来たんだいっていう話だよね。まあ真っ当なやり方では入手してないよね。"にせつむり"は。あいつはサイコパスだよ」
怖いこと言わないでください。
「"にせつむり"はダメだ。あいつは二重に嘘をついている。他人を騙して、自分も騙してるんだ。自分の罪と真摯に向き合って、正しく反省するべきだよ。偽りの謝罪に意味はないからね。私は許さない」
ちょっと、急にシリアスになるのやめてくださいよ。まあたしかによく考えると怖いですよね。他人の屍を常に背負って生きてるってことですよね。それを自分のアイデンティティにして。でも謝っちゃう。本当の罪を自覚せずに。おそろしい話だ。
「うん。みんなも何か罪を犯した場合は、正しく罪に向き合って、真摯に反省することが必要だよ。それをしないと私は許さないから」
いやいや、会長ちょっと怖いですよ。まあ"にせつむり"も勘違いしてただけかもしれないし。会長ももしかして、また勘違いしてませんか?
「何がよ?」
今のこれ、シリアスな話でも説教でもなくて、ただの漫才ですから!
「あっ、ほんとだ⋯⋯。勘違いしてましたー」
ですよね~。もういいよ!ありがとうございました~。
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はい。録画撮れましたね。ありがとうごさいました〜。拍手もありがとうございます。
「ふう。いっぱい喋ったから疲れたね」
ほんとに。何とか噛まずにいけました。ちょっとギャラリーのみなさまがザワついてますね。これはウケたのでしょうか?
「わかんないね」
はい。この後、特設ページに動画をアップロードしますので、皆様、面白ければ"いいね"を押して下さい。あと、コメント欄もオープンにしていますので、自由にコメントもいただけると嬉しいです!
「はい。とりあえずあとはエントリー待ちですね。皆様からのエントリーがないと企画が成立しませんので、どうぞよろしくお願いします!」
ちなみに、優勝したコンビには、副賞として、生駒会長と1日デートの権利がもらえます!
おっと、ギャラリーのみなさまから、いいな〜という歓声が聞こえて来ました!今日イチの歓声ですね⋯。と言うことは、漫才はイマイチだったのかな⋯。
「まあいいでしょwみなさま、十分勝てるチャンスがありますので、エントリーお待ちしております!」
はい。では今日はこのあたりで終わりにしましょうかね。エンディングの一曲。『アイドル』。お聴きください。




