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Numerous Divided Life ニュマラスディビデッドライフ  作者: 靄然 翠
〈第2章 混合の灰は種間競争に喰らわれる〉
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1話 『話は進む』.81

言っていた通り、今年からは投稿頻度がまばらです。できるだけ木曜日の20時以降にします。


月に1、2回の投稿が出来ればなと思っています

 その日、島は突如として上った。

 何も知らない人は地震だと思うだろう。

 周りが海だらけであり、プレートが近くにあるため、そこまで大規模なものではないが地震が起きることもある。だから何も知らない人からすれば地震だと思うだろう。一つ違いがあるとすれば今回が大規模な地震と思うだけである。


 しかし、この島で一番高いところにいた彼らだからこそわかった。島が上がっていることに。


「ディグニ、何か知ってるか?」


「いや、何も。こういう話は一切聞いてないし」


 島が登ることにより起きる地震⋯⋯って言えるのかこれ。まぁいいか。地震により、足元がおぼつかない。

 数分後、揺れは収まり島は止まる。

 島は今までの倍近くの大きさとなり、遠方の方、十二方位に光が見える。


 アルクスは見た。獲物を射抜くために得た遠方を見るスキル。それを幾つか使いとあるものを。


 それらは凍っていた。巨大な氷の塊が彼らの体を覆っていた。彼らはデカく、人間なんてものの数秒で喰われてしまいそうな大きさだった。


 人は彼らをこう呼ぶ。原種または源流種。

 この世界の⋯⋯いや、この島の生物達の原型。地球で言う、マンモスやメガロドン、恐竜に近い生物達である。


◇◆◇◆


 翌日


 俺らは頑張ってルーベル辺境伯家の近くまでダームンラインの死骸を持って降り、そこでダームンラインの管理を頼みログアウトし、今日に至る。


 島が上がった理由は兄が艮を倒したことによる物らしいが理由はよくわかっていない。

 そして、兄が艮を倒したことによりジョブとクランが解放された。


 クランはクランバトルというものがあるらしく、豪華景品と賞金がもらえるらしい。

 今のところクランに入りたいだとか、クランを作りたいだとか、クラン戦に参加したいだとかは考えていないので、どうでもいいことなのだが。


 そんなことはさておき、俺らは現在ルーベル辺境伯家で話している。


「お前らはなんでウチでくつろいでんだ」


「くつろいでなんかねぇ。話し合いをしてんだよ」


 怒る辺境伯に対して、兄がそういう。


 いや、まともな話してないがな。艮は強くもあって弱かっただとか、坤と本気でやり合ったボコしたかっただとか。クソほどどうでもいいわ。


「そうか。で、なんの話し合いだ?」


「ジョブを何にするかです。兄が艮を倒したことでジョブを使える様になったんで」


「あぁ、なるほどな」


 兄が艮を倒したことにより、ついに解禁された職業制度。兄たちは元々何にするか決めていたので、すでに取りに行ったらしいが、初ログインから二週間程度しか経っていない俺とノーシュはどのジョブにするか悩んでいる。

 一応ノーシュは短剣使いにしようかなと言っているのだが、俺はまだ考え中だ。

 路線としては片手剣に関するものか縦に関するものかなのだが、いい職業が見つからない。剣盾の職業があればいいのだが、まだ見つかっていないそうだ。


「俺はあらかた決めてるけど、ディグニはまだだからな」


「上位職業の関係もあるし、ちゃんと考えておきたいんだよな。別に変更してからレベル上げも悪くはないが、面倒くさいし」


「その時は僕が手伝う。多分、その頃には上位職業を手に入れるだろうから、レベル上げも必要だし」


「それはありがたいな。なら、一旦片手剣でいいか。盾系統スキルは結構持ってるし」


「あれだったら、俺が診断してやろうか」


「え、できるんですか?」


 俺が下位職業をどうするか決めあぐねていたら、ルーベル辺境伯がそう提案してくる。

 できるのならありがたい。正直、プレイヤーに聞くより、NPCに聞くのが一番だからな。


「あぁ。大抵のジョブの知識は頭に入れている。俺も、昔は冒険者を目指してたからな。どんなジョブがいいかその時に調べたんだ。言っておくが、できるのは戦闘職業だけで、非戦闘職業はできないからな」


 戦闘職業、非戦闘職業は職業を大まかに分けた物である。戦闘職業はその名の通り、戦闘に関する職業が入っている。剣士、魔法使い、盗賊等が該当だ。

 非戦闘職業はその名の通り、戦闘に関わらない職業が該当。

 俺たちは戦闘メインなので非戦闘職業は一旦いい。


「十分です」

尺の都合上、分割して1章増やしました。それがこの章です。故にこの章は短め

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