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Numerous Divided Life ニュマラスディビデッドライフ  作者: 靄然 翠
〈第1章 水面に映りし月の影〉
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53話 『ああああああああああああああああああああVSキル・ビー・キルド』.61

一時的に『あ』×20→『あ』にします。後々×20を書き足します。

 開始後、ああああああああああああああああああああVSキル・ビー・キルド。


 アルカードと魔滅堕威吹がお互い間合いに入った数秒後。こちらの二人も間合いに入る。


 魔法剣士は9種類あり、剣に魔法を纏わせるタイプの魔法剣士と、剣で切りながら魔法を放つ魔法剣士と、その両方を行う魔法剣士がいる。魔法剣士は中途半端な存在で、魔法を取れば剣士として弱くなり、剣士を取れば魔法が弱くなる存在。これはスキルと魔法が反比例の関係にあることが影響する。

 職業(ジョブ)が使えるようになり、剣士系職業と魔法系職業を一定レベルまで上げることで解放される魔法剣士を職業で持っているのなら話は別だが、職業が解放されていない現在ではそれはできない、先ほども言ったが不遇な存在である。唯一利点があるとしたらMPが切れても剣士といて戦え、リキャストでスキルが使えなくともMPがあれば魔法で牽制できるということだけだ。

 そして、次の三種。これは、基本は同じだ。ただ、違うのは精霊魔法であること。これにより、MP消費を抑えることができる。

 そして、最後の三種。これも基本は同じだ。違うのは、精霊魔法も(・・・・・)使うところ。MP消費を抑えながら、火力を出すこともできる。それが、この三種である。もちろん、詠唱を覚えたりなどの欠点はあるが、


 そして、『あ』×20は放つ魔法と纏う魔法、その両方をつかい、精霊魔法も使うタイプである。


「我が命じ、我に応えよ。御霊、汝を燃やしたまえ【火球】(ファイヤーボール)


 『あ』×20の精霊魔法により、『あ』×20の周りに火球が出現する。そして、その火球がキルの方へと飛んで行く。


「【百華閃(ひゃっかせん)】」


 キルはその火球を剣で弾く。

 さらに、姿勢を低くして『あ』へと一気に肉薄。


「【弧刎之鎌剃身(こばのがまずみ)】」


 キルのスキルにより、剣先が弧を描きながら、『あ』×20の首元を狙う。二つの剣から放たれるそれは、避ける事を許さない。バックするしか逃げようの内『あ』×20。されど、前方へ走りながら切ろうとしているキルに対し、後ろへ下がってもすぐ追いつかれる。

 ならば、


「【風圧加速(ウィンドブロウ)】」


 キルの左横腹に向かって魔法による加速を得た剣を進ませる。

 確実に両方が死ぬ状況。堕威吹に対して絶対的な信頼を置いている『あ』は、堕威吹がアルカードに負けるとは微塵も思ってない。故に、この場で死んでも構わない。

 自分が死んでも相手を殺す、それができると感じた『あ』×20は、そのまま剣を進め⋯⋯


⋯⋯虚空を切る。


 そう『あ』×20が認識した瞬間。『あ』×20の視界が変わる。目の前にはキルの顔、その顔は逆さまになっており⋯⋯いや、逆さまになっているのは『あ』×20自身である。

 先刻、キルは咄嗟の判断でしゃがみこみ、剣よりも下に行く。さらに、その場で『あ』×の足を蹴り、地面に倒れさせる。


「【身枯尽愚(みかづきぐさ)】」


 地面に倒れ込んだ『あ』×の首へ、剣を叩き込む。


【天貫岩槍】(グラナイトスカイピア)


 が、『あ』×の魔法発動により、キルの足元の地面が槍のように付き上がり、キルの顎、さらには脳天を貫こうとする。

 キルはその岩の槍による攻撃を顎をあげて避ける。


「ぶねぇ」


「じゃけ嫌いなんじゃ。あいつが言うたけぇ付いてきたが、こんかったらえかったわ」


「負ける気がするからってネガティブ発言?」


「そうじゃなぁわ。手応えにゃあて残念じゃってこと」


「は?」


 気付けば『あ』×とキルの間に火の玉と水の玉が出現している。そして、その二つが交わり、爆発する。

 同時刻、堕威吹が超新弾爆発を使用。


 水の玉が一瞬にして水蒸気へと変わる。それにより、二人が吹き飛ばされる。


「やるのぉお前。反応できるんじゃのぉ」


「舐めてるでしょ。俺らのこと」


「そう言うわけじゃないな。過小評価しとっただけじゃ。安心せぇ本気でやったる」


「殺してやるよ」


 直後、二人の真横で爆音が鳴る。

 それはアルカードがシュティーアを使用した際の爆音であり、横を見れば、二人とも動けなくなっている。故に、『あ』×20とキルは回復するために動く。


「我が命じ、我に応えよ。御霊、汝を癒したまえ。【部位回復魔法】」


 それに合わせ、キルもポーションを投げる。


 回復が終わった直後、堕威吹とアルカードがものすごい勢いで撃ち合う。


「じゃあ儂らも⋯⋯あ?」


 『あ』×20が視線をキルに戻した時、キルの姿が消える。


 『あ』×20は左右、後ろ、下を見る。見えるのは戦っている堕威吹とアルカードが見えるだけ。立っているはずの、キルの姿が見えない。


(立っているはず?そういえば、影は)


 『あ』が後ろを振り向くと、自分の影の少し上に、もう一つ影が見える。


「上か!」


「正解」


 二本の剣でキルが斬りかかる。それに対し、『あ』×20が剣を出し、耐える。しかし、二本の剣から放たれるキルの質量がのったその攻撃に、『あ』×20が押される。そして、押し切られそうになり、『あ』×20が魔法を発動しようとし⋯⋯キルが『あ』×20の体を蹴って後ろへ飛ぶ。


「は?」


 そして、堕威吹の方へ走る。


「堕威吹!」


 呼ばれた堕威吹がそちらの方を見てみれば、目の前にキルが立っており、気付けば片方の剣で銃身を切られており、もう片方の剣で腹部を狙っていた。


 堕威吹は咄嗟にショットガン型の魔銃を取り出し、風爆弾という風と爆発の能力を持った弾を放つ。それにより、場内に爆音が響き渡る。


 それを見ていると、後ろから銃声が聞こえる。そちらの方を見てみれば、こちらに向かってあるカードが走ってきているのが見える。

 目の前まで近付いて来たアルカードを斬ろうとし、


「【舜歩】」


 目の前でアルカードが消える。それにより、アルカードを追ってきた後追牛弾が『あ』×20に対して降り注ぐ。

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