4話『BLADE×BLOOD』
ステータスにINTを追加しました。
前話のルビを振らずに投稿してたのでルビを振りました。
STRがいちばん高い人は5000です。それと、この世界のレベル上限は現在50です
修正が多くて申し訳ないです。
さて、とりあえず体力は回復したな。結構ギリギリの賭けだったが、終わりよければ全てよし。成功したからいいでしょう。
このゲーム、自分の近くならどこにでも出せるから、ゴブリンの軌道上にポーション出したら回復成功するんだから。使用はね有効活用しないと。
それはさておき。チャチャっとホブゴブリンを倒すか。
ホブゴブリンは基本大ぶり。故に攻撃後に隙ができる。まずはホブゴブリンに棍棒を振り下ろさせ、その間に後ろに周り、ホブゴブリンの足首を切る。それによりホブゴブリンは地面にうつ伏せの状態で倒れる。
そして、両手に持った斧でクロスするように首を斬る。
首を切られたホブゴブリンは首から大量のピクセルを飛ばしている。
「よし、次だ」
手に持っていた斧を目の前のゴブリン2体に投げつけ。
「徒手空拳でも戦えるんだなぁ」
一気にゴブリンに詰め寄る。ゴブリンは投げた斧により数歩後退りしている。そのゴブリンの顎に跳び膝蹴りを入れる。
それによりそのゴブリンは【麻痺】状態になり、その場に倒れ込む。
俺はすかさず、落ちた斧を拾いもう1体のゴブリンの腹を掻き切り、返す刃で顎をかちあげる。その間に空いた手でもう一つの斧を拾い、そのまま倒れているゴブリンに横振り。頭蓋をかち割られたゴブリンと顎をかち上げられたゴブリンはピクセルに変わる。
俺の体は斧に持っていかれ、そのままホブゴブリンと目が合う。
「これまでの戦いでわかったけど、正直ゴブリンより弱いぞお前ら」
言葉がわかるのか、それとも煽っているのが雰囲気から分かったのか。ホブゴブリンが切れた様子でこちらを睨んでいる。
「まぁ、そう怒んなよ。で、突然だが問題。この世界におけるスキルとは何でしょう」
そう問われたホブゴブリンはその言葉の意味はわかるはずもなく、じっとディグニファイドの方を見る。
「まぁわかる筈ないよな。正解はマナだ」
この世界におけるスキルとは体内の血液や組織液に溶け込んだマナを用いており、そのマナはこの世界に生きるものが持っているマナ生成臓器、魔生臓とマナ保管臓器、魔蓄臓から漏れ出したものである。
「まぁそんなことはどうでもよくて。俺らの体は基本、スキルや魔法を使って強化できるが、スキルじゃなくてマナを直接肉体に使うことで筋力等をあげることができる」
もっとも、そこからスキルができたのであるが。
このゲームににスキルポイントがないのは、体内中のマナが枯渇することがないからである。といっても、少なくはなるので、その代わりリキャストタイムで体内のマナが枯渇しないように調整されている。
魔法に力を入れるとスキルが増えなかったり使えるスキルが少なくなったり、リキャストが長くなったりするのは魔貯臓のキャパが増えるのと魔貯臓の強度が上がり漏れ出るマナの量が少なくなるからである。
まぁ、魔法を使うつもりのない俺には関係ない話だがな。それに、魔力を栄養とする武器防具は正確にはマナを栄養とするからMP値をあげる必要はないし、マナ生成量を上げたいのならINTを上げれば良い。なぜINTを上げるとマナ生成量が増えるかは知らないけど。
「つまり、俺はまだ強くなれる」
手足にマナを送り込むようイメージをしながら力を入れると、手足を水色のオーラが纏う。そして、そのまま両手に持っていたゴブリンの斧をホブゴブリンに向かって投げると斧が両腕に命中する。しかしそれだけではまともなダメージにはならないようで、切れたホブゴブリンがこちらに走ってくる。
「それを待ってたんだよ」
アイテムボックスから弓矢を取り出し構える。マナにより強化された腕で限界まで弦を張り、ホブゴブリンが矢を外さない距離に来るまで待つ。
10メタル⋯7メタル⋯5メタル⋯
あと4、5歩と言うところで、ホブゴブリンが棍棒を振り上げる。それに合わせて限界まで張った弦を離し、矢を放つ。放たれた矢はホブゴブリンの脳天に穴を開け、耐久値を失いピクセルと化す。
目の前に倒れているホブゴブリンも脳天から徐々にピクセルに変わる。
「さて、あとゴブリン一体くらい倒せばレベルアップするかな」
そう思いあたりを見渡そうとした瞬間、それだけで木々を倒しそうな轟音と共に、地面が揺れる。
「地震?」
「いや違う」
戦闘を途中で切り上げノーシュがこちらへ向かってくる。
「すまん、ディグニ。俺が伝え忘れてた」
「何を?」
「ゴブリンキングがゴブリンたちを取り込み進化することだ。ほら、みて見ろよ」
そう言われゴブリンキングの方を見ると黒くなった血のようなものがゴブリンキングを纏っており、それが触手のようになって周りのゴブリンたちを取り込んでいく。その一本がこちらに来ており視線を落とすと、先ほど倒したホブゴブリンもその触手に取り込まれていた。
「多分、ここから進化するならランペイジかウォーリアか⋯できればランペイジであってくれ」
「何でだ?」
「ゴブリンキングの進化形態は残ってるゴブリンやホブゴブリンの数などの要因で変わって色々あるんだが。その中のウォーリア、エンペラー、ネクロカイザーはユニークモンスターに属している。エンペラーは全員の能力の底上げ、ネクロカイザーはその名の通りアンデッドのゴブリンを大量にだす。そして、ウォーリアはゴブリンキング自身が化け物と化す」
「なるほど」
話している時、ノーシュは持っている武器を鎢鋼之対刄釼を納め、別の短剣を握っている。恐らくNOWだ。
ふとゴブリンキングの方に目をやると、俺らの会話中も取り込み続けていたのか既に取り込み終えて血の卵の中で新たな形を作り、今にも出てきそうである。
「なぁ、多分これって回収するよな」
「ん?あぁそうなるだろうな」
次の瞬間、花火のような破裂音と共に、ゴブリンキングを囲っていた血の殻が枝を折り、木の幹を抉りながら辺りに高速で飛び散る。
そしてその中から先程より引き締まった肉体をしたゴブリンが現れる。
『ゴブリンウォーリア Lv48』
ディグニファイドが斧を投げる時に足も強化したのは踏ん張る為です。
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ゴブリンキングの進化
・ゴブリンキング・ランペンジ
進化条件
指揮ホブゴブリンがいない状態で尚且つゴブリン、ホブゴブリンの数が少なくなっている時の進化
・ゴブリンキング・ローンウルフ
進化条件
全てのゴブリン、ホブゴブリンを倒された状態で進化
・ゴブリンウォーリア
進化条件
指揮ホブゴブリンがいない状態で尚且つゴブリン、ホブゴブリンの数が少なくなっている状態でさらに、隠しゲージ【怒り】を一定値越えての進化
・ゴブリンエンペラー
進化条件
全てのゴブリン、ホブゴブリンが生きている状態で進化
・ゴブリンネクロカイザー
進化条件
全てのゴブリンが死んだ状態かつ【怒り】ゲージが増えてない状態で進化
ユニークモンスターのユニークは"唯一"ではなく"特殊"としてのユニークです。本来皆さんが知っているユニークモンスターはこの世界ではニュマラスオンリーモンスターです。
ゴブリンキング・ユニーク三銃士がゴブリンキング・〜じゃないのはユニークモンスターだからです(?)
他にも進化は何個かありますが、ここではこれだけで。