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Numerous Divided Life ニュマラスディビデッドライフ  作者: 靄然 翠
〈第1章 水面に映りし月の影〉
28/91

18話『特別な二振り』.26

今話は少ないので、もう出します

 その後、メテオアイアンで作られた短剣は星屑之双刃剣(ステラツインダスト)と名付けられ、完成したのだが⋯⋯


「だから、俺がタダで使うって言ってんだから使わせろ」


「ブリシュのおっちゃん。流石にそれは申し訳ないですって」


「いいや、俺は我慢できない。せっかくこんなに素晴らしいものを思いついたんだ。今すぐに作りたい!」


「それを理由にフェニックスの素材とあの巨大隕石を短時間で掘り進め、体が凍る前に削ることで手に入れることができる月核(げっかく)の鋼と月核の魂を使おうとしないでください」


「ウルセェ」


 ブリシュさんが柔道の技か何かでノーシュを転かすと、それぞれの素材を壺に入れ、火床の温度を最大限に上げる。


 しかし、それとは逆に個体化し始める。金色鋼石はフェニックスの素材を入れたことにより、融点が上がっていき、メテオアイアンは月核の鋼と魂を入れたことにより温度が冷たくなったため。


 絶対零度の空間にあったあの隕石の内部は冷えきており、その権化である月核の素材もまた、冷たいのである。


 ブリシュさんが高速で仕上げていく。金色鋼石で作られた短剣は鞘が溶けないように鎢鋼で作られており、メテオアイアンで作られた短剣は白洋鉱で鞘が作られている、洋白鉱の唯一の利点は冷えることがないこと。正確に言えば冷えにくいのだが。洋白鉱で作ることで外に漏らさないという考えである。実際、洋白鉱のおかげであの巨大隕石は冷気が外に漏れ出していない。


「よし。完成だ。こっちの金色鋼石でできた方が日神(ヒノカミ)。そっちのメテオアイアンでできた方を鬼月(ホオズキ)。二振り合わせて日神月鬼(ニッシンゲッポ)


「なんか。お前だけかっこよくね?」


「武器を作らないディグニが悪い」


「それもそうか」


 俺は先に店の方に戻る。


◇◇◇◇


「まじですか?」


「あぁまじだ」


「うゲェ」


◆◆◆◆


「えっ」


「よぉ、久しぶり」


To Be Continued

to be continuedは今回だけです。(したくなったら書くかもですが)

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