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今日も頑張れ黒幕(仮)くん!~ユニークスキル【深化】で黒幕になりたいけど、それどころではないぐらい巻き込まれています~  作者: 御神酒
二章 黒幕(仮)進出

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51話 ★turning point★ 決断と脱初期装備

 

 〈昔は竜の峡谷と呼ばれていたわ。今もかもしれないけどね〉


「サキュバスさんもそんな風に呼んでた気がするなー」


 〈やっぱり変わってないのね。竜の寿命は長いから私が小さい頃からずっとその名前だったのよ〉


「へー。ちなみに今の俺、竜倒せたりする?」


 〈そうね……竜殺しの大剣(グラム)を使えばギリギリいけると思うわ〉



 いけるなら行ってみたいな。流石に竜全てを的に回すのは恐いからやめとくけど、ちょっと手合わせとかなら問題ないだろう。



 〈ただ、昔から生きてる竜は若い竜より格が違うぐらい強いから、勝てるのは若い竜だけよ〉


「どうやって見分けるんだよ」


 〈年寄り竜は若いのより大きくて、鱗がピカピカしてない感じね。実際に見てみればわかるわよ〉



 確かに百聞は一見に如かずとも言うからな。



 う〜ん、ここまできたら折角だし竜の方に行こうかな……待てよ、ネアには王国で迷子ちゃんが助られてたな。借りが一つあるという訳だ。


 後でってことも出来るが…………う〜〜〜〜ん



「どーーーーーーしよっかなーーーー」



 恩義か好奇心か、二つに一つだ。



 〈何を悩んでるの?〉



 そういや、まだ説明してなかったんだ。



「実は異界人の友達? みたいなやつに北の方での手伝いを誘われて? 的な感じ」


 〈なんでそんなにハッキリしてないのか気になるけど、行きたい方に行けばいいんじゃない? 強制じゃないんでしょ?〉



 ド正論。なら竜の方に……


「いや、ここは人として助けなければっ!」


 〈ご主人ってなんか悪役っぽいことしようとしてたけどいいの?〉



 RPが崩れるとかそういうことか。



「確かにそうかもしれないが、俺は黒幕だからな」


 〈? どうゆうこと?〉


「味方が少ない時はまず地盤固めが大事なんだ。大手になれば個人まで気が回らなくなるかもだが、今はその時期じゃないから部下の育成、補佐も重要になってくるんだ」


 〈よくわかんないけど、大変そうね〉



 こればっかりはこだわりだしな。


「ともかく、俺は北に、というか王都から東北東だからここからは北北西くらいかな、に行くけど、お前はどうする?」


 〈もちろん着いて行くわよ〉



 ペットだしな。



 〈今何か失礼なこと考えたでしょ〉


「それは気のせい」


 〈本当に?〉


「さて、身支度もクソもないし、行くかー」


 〈ちょっと?〉



 そういえばここまでずっと初期装備の服だったわ。外套のせいで忘れてたけど、いい加減替えたいな。大司教さんは女性だから男ものはないだろうし、教会から持ち出そうかな。



「一旦服を探しに行こうか」


 〈あ〉


「え? 何?」


 〈いやー、忘れてたー〉



 そう言いながら机に置いてあるカバンから何かを取り出す。


「それって……」


 〈渡し忘れた服よ。サキュバスが置いてったやつね〉


 おい。


「ちなみにスキル付いてる?」


 〈付いてないわ。でもオシャレでしょう?〉



 受け取って広げてみると騎士風で白メインの、青が所々入ったシンプルなデザインだ。



 〈これも大司教から巻き上げた物らしいわ〉


「これ“も”って言ったか?」


 〈勿論、狐のお面もよ〉



 あんな業物よくあったな。大司教さん、割と良い身分だったのでは?



「これで完全に準備が要らなくなったし、行くかー」


 〈そうね〉



 その前にメッセージを送ろう。


 {今からそっちに向かうけど、何か目印のある場所で集合しない?}


 {大きい風車のある村に}


 {帝国の領土?}


 {そう}


 {わかったー}




「帝国の北側の、風車が目印の村に行くどー」


 〈どー〉















 ◇ ◇ ◇ ◇




 白い空間。そこに髪、肌、眼も白い少女が1人。



『逸脱干渉指示を撤回しました』




『よかったです。ギリギリでしたが、なんとかそちらに進んでくれましたね。まだまだ道は険しいので頑張って欲しいです』



『特別個別観測モードを終了します』



 どこからか黒髪ロングの少女が現れる。


「それで、どうしますか、お母様」


『そうですね、特別観測対象者α‬(アルファ)(デルタ)までは順調ですが、他がいまいちですので、パターン35044でお願いします』


「承知しました。そのように進めておきます」


『2日後でしたね』


「はい」



『ふふ、ようやくお話ができますね、お兄様』


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