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今日も頑張れ黒幕(仮)くん!~ユニークスキル【深化】で黒幕になりたいけど、それどころではないぐらい巻き込まれています~  作者: 御神酒
二章 黒幕(仮)進出

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39話 聖王国と裏のアレコレ

 

 日付をまたぎまして7日目。深夜でござる。


 何かネタでも転がってないか掲示板を見てみたけど、どうやら勇者パーティーがこっちに来るらしい。早めに準備しなければ。


 何も思いつかないし、とりあえず入って色々探ってみよう。


 一応門番がいるけど眠いのかうとうとしてる。門や壁もそこまで高くないからいけそう。さっそく貴族邸に潜入した経験が活きてくるわけだ。



 とりあえずあれでいこう。うつ伏せになって、

「【バックステップ】」


 あとは体を上手く捻って門の上の部分を掴み、乗り越えて着地。不法入国完了。


 この【バックステップ】の使い方してるやつなんてあんまりいないんじゃないかな?発想って大事よな。


 あっ、新しく【壁歩き】が手に入ってたんだ。忘れとった。まあいいや。そんなことよりも、


「大きい建物に偉い人が住んでるはず」


 偉い人にはあくどい事をしてる奴が多いし、お城でもいいが、あの教会っぽいところに潜入しよう。悪役は教会にいるのがテンプレだからな。









 それにしてもこれかなりひどいな。王国のスラムより人が多いし、汚い。この国大丈夫か?



 今度は煌びやかな街並み風。深夜だから人がいないから推測になるけど、それにしても格差がありすぎる。


 これ大分汚職とか進んでそうだな。そろそろ教会に着く。聖騎士とかは強いイメージあるし一応、


「【潜伏】、ついでに【忍び足】」


 潜入開始!



 敷地内には入れたけど騎士っぽいのが2人入口と思われるに扉いる。ここは穏便に行こう。迂回して横から、

「【壁歩き】」


 今度こそ使う。


 不思議な感覚だ。体は壁に対して垂直、つまり地面と平行になってるのになんともないけど、外套は重力に従ってる。これ甲冑とか着たらできない可能性もあるな。



 吹き抜けに到着。周囲には誰もいない。

 暗い廊下を警戒しつつ歩き回る。明かりが扉の隙間から出てる部屋があるが、見張りの騎士が2人いる。どうしようか。正面突破はかっこよくないし…………



 仕方ない。【壁歩き】のクールタイムが終わるまで来た道を戻りながら待機しよう。





 よし。さっきの吹き抜けに到着。方向は覚えてるからさっきの部屋に外から入ろう。


「【壁歩き】」


 景色がひどくて酔いそうだが、我慢。


 あった。窓から明かりが出てる。ここからが本番。


「【潜伏】【忍び足】」


 どうやら窓は閉まっているようだ。用心深い。


 鍵がかかってなければそのままそっと侵入して、かかってたら面倒だし蹴って侵入。


 足でそっと押してみるが、開かない。今度は屈んで手で引いてみる。開いた。外開きだったようだ。


 そっと侵入。スキルのお陰で気づかれてない。何やらおっさん3人が部屋の真ん中のソファーで談笑してる。とりあえず会話を聞いてみてから対応を決めよう。





「……でありまして、ワイズマン司祭の邪魔もありましたが、上手く進んでおります」


「こちらはスラムの者の奴隷化は進んでおりますが、ヴィエルジュ大司教の目を掻い潜るのに苦労しております」


「ふむ、それとなく注意しているのだがな。あの女は本当に厄介だな……」


「つきましてはクリミネル卿猊下にお力添え頂きたく……」



 当たりだ。加担してやろう。




「力を貸してほしいかい?」



「な、何者だ!?」


「そんなことより、断るなら民衆の前でこんな話してましたーって言おうと思うんだけど……どうかな? クリミネル君」


 一番立場が上そうなやつに振る。~卿猊下って言ってたし、枢機卿かな? それにしても痩せこけて目つきの悪い男だな。悪い顔は生まれつきか、可哀想に。


「貴方は何をしてくれるので?」


「そうだね、ボクはさっき言ってた大司教を何とかするのと、ちょっとした情報を提供しよう」


「何が目的で?」


「君たちは何をするのか教えて貰ってもいいかい?」

 

「…………」



 熟考してらっしゃる。どんなこと考えてんだろ。


「……教えましょう。貴方はかなり強いようなので敵には回したくない」


 利用価値有りと見たか。


「我々は忌々しき帝国と竜共を滅ぼすために、人々から取り出した生命エネルギーでアロンの杖を起動するのです」


 アロンの杖? また神話関係かな? それともこのゲーム内の物?


 まあ、どちらにしてもあの皇じ……皇帝さんがいるから無理だろう。


「わかったよ。教えてくれたし、さっそく情報提供しようか」


「ありがとうございます」


「とりあえず、明日または明後日に勇者とその仲間が聖王国に来るそうなんだよ」



「っ! ……勇者ですか」


「ついでに聖女もいるね。人々から生命力を取り出すのを止められないように手を回しときなよー」


「感謝します」


「あ、大司教の家どこか教えてくれない?」



「やつはここの……」



 地図を開いて教えてくれた。そこに行く前にあの魔族の子に会いに行くか。




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