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今日も頑張れ黒幕(仮)くん!~ユニークスキル【深化】で黒幕になりたいけど、それどころではないぐらい巻き込まれています~  作者: 御神酒
四章 黒幕(仮)結託

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84話 暇と理由

 

 そんなこんなで仲良く出立した俺たち〘フロントライン〙とおまけ二人。食糧は俺たちプレイヤーのストレージにぶち込んである。


 朝からずっとお空をビューンとしてるわけだが、一向に海が見えない。


 そう、お空である。てっきり馬車とかかと思ったんだが、ワイバーンを用意してくれていた。運転なんてできないと尻込みしていたが、何も触らずにスイスイ進んでくれる。


 こんな快適なお空の旅なんてなかなかできないだろう。自動運転スゴイ。



「いつぐらいに着くの?」


「フェッフェッ、夕方には着くさね」



 それが早いのか遅いのかは分からないが、今日でいっぱい進めるのはありがたいな。



「そっか。そろそろ昼だから休憩しないかい?」


「そうさね」


「それでしたら丁度わたくしの任されている領地が少ししてら見えます。そこで休憩はいかがでしょう?」


「そうしよう」



 それぞれ一匹ずつワイバーンに乗っているが、真面目に運転? してるのは俺と魔族二人だけだ。ネアはワイバーンの背中で堂々と寝てるし、マツは黙々と編み物をしてるし、バカ二人は酔ってダウンしてる。


 乗り物酔いって状態異常なんだろうか?



「見えました。あそこです」


「オッケー、ワイバーンくん、頼んだよー」


「グゲャア!」



 うちのクランメンバーよりお利口さんだ。










 ご飯を軽く食べて再び空中の旅。さっきのリプレイに加えてフニフニさんも寝てしまった。ソルさんと二人っきり。


 暇で暇で仕方無い。


「空には魔物がいないんだねー」


「空は天の覇者のソフィ様の支配領域ですから荒らそうとする者なんていませんよ」


「天の覇者?」


「はい、あっ、賢者様のことです」



 どっちも知らん。何かすごい人がいるから大丈夫ってことか? あんまり固有名詞を使うのは良くないぞ。着いて来れない人だっているんだから。



「そういえば、地理は詳しくないんだけど……」


「わたくしは得意です」


 左様で。聞いてませんが。


「ボク達北に行くメンバーはなんで直接北に向かわないのかな?」


「海を飛んで渡ると海からの攻撃の格好の的ですし、海から行こうとしても海は荒れているからです」



 前半は理解できるが、後半は当たり前では? 海は荒れるものだろ?



「ならなんで西から海を渡るのは大丈夫なのかな?」


「最低限の教養はあるかと思っていましたが、勉強はしていませんでしたか?」


「あ、うん」



 こちとら無一文で巻き込まれ続けてここに至ってるんだぞ。ここの常識なんて知るわけないだろ。



「もしや、国際情勢もですか?」


「うん、知らないね」


「分かりました。一から全て説明致します」


「ありがとう」



 馬鹿にされると思ったんだが、優しいな。



「そもそも海・陸・天の覇者がいらっしゃいます。順番に利己的、放置、平和的といった支配をしていらっしゃいます」


 海ェ……


「海の覇者様は自分の為にその力を振るい、他国から船が出ないように、わざと荒らしています」


 屑じゃんか。


「そういった理由で北に直接渡ることは出来ません」


「なら西からも無理なんじゃないの?」


「最後まで聞いてください」


「あ、はい」


 せっかちだったか。


「海の覇者は何故か一部の水域だけ操れず、その一部は一人の男が自由気ままに使っているそうです」


 まさかそこが……


「その一部こそがパライソ大陸と三本列島と魔大陸の間の海域です」


「三本列島から北も含めてかい?」


「そうです」


 だから迂回したのか。


「そしてその水域を自由に使える者こそ、三本皇国の革命軍筆頭、坂本竜馬(りゅうま)殿です」



 情報量が洪水を起こしてますよー。正しくはりゅうじゃなくてりょうだし。何でそうなった? まさか、竜がいるから?



 ……歴史が普通の日本と同じと考えない方が良さそうだ。なんせここは魔法もスキルもあるファンタジー世界だからな。名前の一つや二つ、変わるだろうよ。似てるだけマシだと思っておこう。


※実在した似た人物とは一切関係ありません、たぶん

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