第四十五話 無事下山。たろうは、ついに帰ってきました again(笑)
なし
本当にこの道を通ったのか
と思うくらい
記憶のない稜線をただただ
ひたすら
すずを鳴らしてすすむ。
志村けん様の往年の
ギャグ。
「ダイジョブだー」
その合言葉を
すずに合わせながら唱えてすすむ(笑)
途中、
ささやぶだったり、
平らだったり、
登ったりとまあ、忙しい(笑)
そして、
それは
とつぜんに、
本当に突然にレストハウスの屋根が見えてきた。
やったあ。
やや泣きそうになる。
しばし、呆然。
そして、わきあがる喜び。
そりゃそうだ、
あんな道だ。
母さん、たろうはついに、ついに
下山できました。
いつでるかわからない野生動物に
おびえ
足元のささやぶには滑りそうになり
そして、
永遠につづくかのような
笹の原を藪漕ぎする。
気分は、本当に山頭火。
野垂れ死ぬ、そんな覚悟もできました。
やっとほっとして
自分でじぶんを自画撮りする。
駐車場には、もちろん(笑)
誰もいない。
よれよれでした(笑)
いたずらされていなかったたろうの車に乗って
温泉を目指す。
行ったことのない温泉をご隠居が知っていた。
峠を下りながら
まだまだ、さらに濃霧が深くなる。
うーんわれわれの行方を暗示するようだ。
こんなシチュエーションが
貞子にあったような・・・
下っているはずなのに
ますます濃霧が濃くなる。
健闘を祈る(笑)
なし




