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第三話 おいおい、いつになったら出発できるのか(笑)
なし
「オーライ、オーライ」
ご隠居のお兄さんが声をかけている。
「だーれも手伝っちゃくんないのさ、
これは、おれの仕事さ」
あれだけ、うそぶいていて
お兄さんはつなぎをばっちりきてるし
近所のおじさんも
手伝いにきてるし
そして、当のご隠居は、
見たことがないようなかっこいいつなぎを着ている。
さすがに、兄弟揃いでなかった(笑)
そして、息子さんもハウスから手伝いにくる始末。
「おいおい、結局みんな手伝ってるんなら
山に行けんじゃん」
たろうのボヤキがとまらない。
しかしながら、
クレーンが小さくて
保冷庫がでかいため
ご隠居が休憩所につかっているプレハブを
越えることができない。
なんやかんやで小1時間
別な場所に保冷庫は着地する。
「いやあ、がんばった。がんばった」
関係のみなさんが集まって
輪になって談笑する。
すぐに終わるのかと思ったら談笑がとまらない。
談笑しながら笑わない。
おいおい、いつになったら出発できるのか(笑)
なし