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第十四話 ほんとうは月夜の晩なのだが(笑)
なし
やっと、やっとこさ
笹の原を越える(笑)
そして、
稜線に再び、again(笑)
すこし楽になる。
先がどれだけかわからないので
ご隠居にことわって
早歩き、もとい競歩(笑)
もう、本当にあとがない。
いつもいつもわれわれの山行では
ガスがかかって先がみえない(笑)
暗くなってはなんなので
地図で現在地と思われる場所に
あたりをつける。
あくまでもあたりをつける。
GPSなどない(笑)
こんなことなら山渓の、会員になっておけばよかった(笑)
地図で確認すると
ちょっとした山があり
それを越えるといよいよ山小屋。
のはずだが
ただ、はじめての山なので
不安がよぎる。
暗くなる前にほんとうにつけるのか。
本当は、月夜の晩だったのだが(笑)
なし