表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者パーティーの雑用係、世界唯一の便利屋稼業を営む  作者: 中川
第一章 金稼ぎはギャンブル以外で
6/7

第1話 ハルキを養う金は空から降ってこない

 勇者パーティーが凱旋するも王国は魔族から受けた被害の補填で

信じられないほど金欠らしい。



「つまり、俺達の報酬はなくなったってわけ」



俺の稼ぎを当てにするエルとハルキが盛大に溜息をついた。



「どうするのだ?我はもう働かぬぞ?」



3食昼寝付きを要求するハルキにはこの称号を贈りたい。


引きこもり




「でさ~、実際どうすんの?


 魔王討伐で魔物素材があるって言っても


 持ち運べないから邪魔って全部捨てちゃったじゃん?」



そう、今非常にピンチです。


魔法『バフ』


お金稼ぎにこれほど適さない魔法も珍しかった。



「エルは人助けでお金稼ぎできるからいいと思うけど


 お金ない俺に本気でついてくるの?」


エルは以前野営のときに話していた通り


無一文で貧乏暮らし確定のニートである俺に


ついてくると言い出したことで心配になる。



「あたしはさ、お金は稼げると思うけど


 職業適性で運命決められたくないんだ。


 それに将来お嫁さんになって旦那様に尽くしたいしね」



聖者様は夢見がちな将来を語るけど


教会関係者が聞くと卒倒しそうだな。



俺はさ?


多少の回復魔法は使えるし、それで治療院開いて


格安料金で色んな人と触れ合って


何なら魔法を教えたりできればいいかな~とか漠然と考えてた。


でもさ・・・・無報酬とは思わないじゃん?


王国だよ?



「で?アルトよ、我の所望する3食昼寝付きパラダイスは


完成するのかの?」



いや、それどころか、衣食住が厳しい・・・。



「少しの間冒険者でもやって金稼がないとかも?


でも、魔王倒したから魔物減ってんだよね」



そう、魔物は魔王の魔力が漏れて自然発生する生き物と思われている。


魔王城からの帰りに遭遇したのは魔王城への行きに比べて10分の1程度


体感だけどね。



「我は頑張ったのだぞ?まだ働けというのか?


我は割と本気で働いたら負けだと思っているタイプだが?」



それは知らん。



「あたしはついてくって決めちゃったからさ。


ハルキと違って働くよ。


回復以外不器用で何もできないんだけど」



非常に助かることを言ってくれるが現実問題仕事がない。



「とりあえずさ?


多少は魔物素材(最上級素材なので換金率高い)で凌げる。


その間に御用聞きでもして便利屋でも始めよっか」



需要と供給。


一方が〇〇してほしい(需要)と考え


もう一方は〇〇できる(供給)だけする。


そのバランスが必要量に対し(供給)十分か不十分を考えて


不十分な場合俺たちが満たすことで仕事になるという考え。


商売や経済の根っこの部分。


だから供給不足のジャンルを探ろうと思うわけだ。


だから、少しの間協力してくれないかな?


という今後の方針説明をすると。



「そこでは我は3食昼寝付きにありつけるのか?」



相変わらずの怠け者ドラゴンは空気を破壊した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ