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君には内緒の秘密の話

作者: 紅白

誰にでも平等に優しく

誰にでも均等に愛を注ぎ

誰をも分け隔てなく認める君


君にとって僕はきっと

そんな大勢の中の一人


けれども僕にとって君は


僕に優しく接してくれる

僕に愛を注いでくれる

僕を認めてくれる

数少ない中の一人でした


平等で均等で分け隔てない君だったから

僕は思いを寄せたのだと

頭じゃ理解できるけど

本当は寂しかったりもして


僕は君の特別でしたかなんて

君には意味のない言葉を飲み込んで

僕は君に笑顔だけ残して

一人荒野へ旅に出る


行先なんて決めてない

たどり着く場所がどこかも知らない

だけど何を探したら良いのかは

なんとなくわかっている


もしも探し終えたなら

もう一度君に会いに行くから

そしたらどうかその時は――

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