200文字小説「もし僕の体が突然爆発したら」
もし僕の体が突然爆発したら。
体は細切れになって着ている制服なんてぼろ雑巾のようになってしまうのだろう。横でスマホをいじっているOLのお姉さんは悲鳴を上げて、そのお姉さんの胸元に目を向けて鼻の下を伸ばしているリーマンのおっさんも腰を抜かすだろう。
満員列車の風景に揺られて空っぽの心を抱えたまま学校に向かう僕は、想像の世界の中で何度も死んでみる。そうやって自分の心が空っぽではないことを確認しているのだ。
もし僕の体が突然爆発したら。
体は細切れになって着ている制服なんてぼろ雑巾のようになってしまうのだろう。横でスマホをいじっているOLのお姉さんは悲鳴を上げて、そのお姉さんの胸元に目を向けて鼻の下を伸ばしているリーマンのおっさんも腰を抜かすだろう。
満員列車の風景に揺られて空っぽの心を抱えたまま学校に向かう僕は、想像の世界の中で何度も死んでみる。そうやって自分の心が空っぽではないことを確認しているのだ。
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