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覚書/滅亡文明 ・エジプト

挿絵(By みてみん)

階段式ピラミッド。第三王朝のとき、平面長方形・箱形をしたマスターバ墳墓を積み重ねた形で発案される。そして、第四王朝クフ王のピラミッドにみらるような、流麗な傾斜角度をもった大型ピラミッドが建設されていく。



 考古学では、放射性炭素C14が、年代測定に活用される。5,730年の半減期をもつ物質である。エジプトの古文を使い証明されている。

 エジプト文明は、紀元前3100年から紀元前525年まで存続した文明である。26王朝が交替し、ペルシャに征服されて幕を下ろしている。後世の歴史家が、初期王朝、古王国、第一中間期、中王国、第2中間期、新王国、末期王朝の7時代に区分している。

 初期王国は第1・第2王朝で、紀元前3100年から紀元前2700年までである。第一王朝は、ナイル川に沿って、南北に存在した二王国が統一されたものである。神聖文字が使用され、大規模な灌漑がおこなわれる。各州の知事は、地元の首長で、貴族に列せられた人々である。試行錯誤でピラミッドを築く。

 古王国時代は第3から第6王朝である。第4王朝が有名で、紀元前2600年前後に存在している。ピラミッド時代に異称があり、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の三大ピラミッドが有名である。

 太陽神ラーを奉じる宗教勢力が台頭する。王権と宗教勢力が権力闘争を繰り広げ、州知事・豪族層が強くなり、やがて中央政府が瓦解、第6王朝のとき小国家に分裂して終わる。第一中間期、第7から第10王朝になる。

 中王国は第11・第12王朝である。紀元前2100年ごろから1800年ごろまで続いている。専制君主制である。首都がテーベになる。その郊外デル・エル・バハリには列柱式の神殿が築かれる。ピラミッド文化は衰退期となる。湖沼地帯であるファイユーム低地の開発が進み、湖の底をさらって深くし、堤防や用水路を築いて穀倉地帯を生み出す。南方ヌビア地方の開発も進む。また、シナイ半島を領有し、銅山が開発され、地中海・紅海交易が盛んになる。

 第2中間期の第13から17王朝になると実質的に小国家に分裂してしまう。やがて、強弓と戦車で武装したヒクソス人がシリアから侵入し、エジプトを征服し、苛烈に支配した。

 新王国は、第18から第20王朝で、紀元前1570から紀元前1590年までである。武断政治が行われ、第18王朝の有名なツタンカーメン王は、戦闘訓練でもある馬に牽かせた戦車での走行中に事故死する。第20王朝では、穀倉地帯で鉱産資源にも恵まれたシナイ半島・シリアの領有権を巡って、周辺諸民族連合軍が襲い掛かり、弱体化してゆき、エジプト文明最後の、末期王朝へと移行する。

 末期王国は、第21から26王朝で、紀元前1090年から紀元前525年まである。第21王朝は分裂時代で、上エジプトでは、テーベに拠った神官王が支配する。国軍が弱体化し、外国人傭兵に頼る様になり、リビア人傭兵隊長による第22王朝や、エチオピア人傭兵隊長による第24王朝が成立する。分裂につけこんで、アッシリア帝国が大軍で攻めくる。ギリシャ傭兵隊に担がれた第24王朝末裔が第26王朝を築く。アッシリアに取って代わったペルシャ帝国が、来襲して、ついにエジプト文明は終わった。

   ノート20120629/校正20160508



挿絵(By みてみん)

「エジプト猫」



 追記。

 昨今、産経ニュースを読んでいたところ、地中海世界全域を数十年にわたる長期間、日照りが襲ったとあった。

 その結果、地中海沿岸の人々は、「海の民」と呼ばれる海賊と化し、エジプトに侵攻した。エジプトはかろうじて撃退したが、衰亡に向かう。ヒッタイトは「海の民」によって滅んだとされる。

   ノート20180917

     了



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