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1 騎士団と魔法師団を強化する・第二弾

 二週間後――。


 コツコツとスキルポイントを溜めてきたので、以前にもやった王国騎士団や魔法師団の人たちのスキルアップを行った。


 前回は騎士団と魔法師団、それぞれ150人ずつのスキルランクを【最上級】まで引き上げたんだけど、今回は一気に500人ずつである。


 使徒戦が連続したり、合間にコツコツモンスター討伐を行ったりして、かなりポイントが溜まっているからな。


 これくらいの人数でも一気にできる。


 ただ、このスキルアップも一人や二人ならともかく百人単位で行うと、さすがに時間がかかる。


 俺の集中力もけっこう消耗する。


 城内にある会議室を貸し切って、騎士団や魔法師団の人たちに順番に来てもらい、俺が各人のスキルを鑑定しつつ、そのスキルをランクアップさせる――という基本的には流れ作業である。


 とはいえ、全部で1000人となると大変だ。


 一日じゃきついので、三日に分け、毎日330人ずつ(最終日は340人)ということにしたけど、初日の時点でけっこう疲れていた。


「ふう、じゃあ次の人どうぞ」


 ちょうど魔術師を五人まとめてスキル鑑定&スキルランクアップを終えた俺は、次の待機者を読んだ。


「よろしくお願いします~!」


 入ってきたのは十代後半くらいの三人娘。


 いずれも騎士のようだ。


「エリアル様、今日はありがとうございます」

「私たち、エリアル様のおかげで強くなれるんですよね?」

「前にエリアル様から鑑定してもらった先輩が、すごく強くなったんですよ」


 三人は口々に言った。


 いずれも俺をジッと見ている。

 そんなに見つめられると、ちょっとやりづらいんだけど――。


「俺にできるのは各人のスキルを見ることと、そのランクを引き上げることだけだよ。成長したスキルをどう使いこなすか、結局は個人の資質なんだ」


 俺は三人に言った。


「とはいえ、スキルが強くなれば、基本的にはまず間違いなく強くなれるけどね」


 その『強くなれる』度合いに個人差はある、確かに。


「わくわく、わくわく」


 三人娘は目をキラキラさせていた。


「じゃあ、右端の君から鑑定させてもらうよ」


 俺は集中し直し、言った。


 さあ、まだまだがんばらないとな――。


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乙女ゲーの没落貴族に転生 ~原作知識で領地改革&有能な人材をかき集めて、破滅フラグはまとめて叩き折る。気付けば領地は繁栄し、俺はハーレム生活を堪能していた~


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