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8 妖精を征する者

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「新しい称号だ……別にモンスターや使徒を討伐しなくても、こういうことでももらえるのか……」

「あ、あなた様は――『称号持ち』なのですか……!?」


 驚いた顔でエルミファが俺を見つめる。


「我らエルフの中でも、ごく限られた者しか持たない称号を……人間が……」

「えっ、これってそんなすごいものだったんですか?」

「すごいです」


 ずいっと顔を近づけるエルミファ。

 なんか鼻息が荒いんだけど……。


「実は、この称号っていうのがなんなのか、よく分からなくて……」


 俺は苦笑した。


「戦闘時に俺に有利になるような効果が発動してるような感じなんですけど……」

「ええ、基本的にはその認識で間違いありません」


 エルミファが言った。

 いきなり敬語に変わっている。


「称号の中にもランクがあり、特に『(きわみ)』と呼ばれる最上級ランクの称号を五つそろえた者は、いずれこの世界を救う……と我らエルフの伝承にあります」

「世界を救う……」


 えらく大きな話になったな。


 今、【使徒】【妖精】の二つがあるから、あと三つそろえればいいってことか?


「あなた様ならば、いずれは五つの称号をそろえ、その先にある【災厄を鎮める者】にたどり着くかもしれませんね」

「えっ……?」

「いずれ世界の救世主様になるかもしれないお方に大変失礼いたしました。平にご容赦くださいませ」


 エルミファはその場に平伏した。


「せめてものお詫びに、何かお飲み物を買って来ましょうか。それとも足のマッサージでもいたしましょうか? 私、そういうのが得意ですよ」


 言いながら、立ち上がったエルミファが科を作って体を寄せてきた。


 俺の位置から深い胸の谷間が見えている。


 ……うっ、けっこう大きいな。


 などと考えてしまい、俺は慌てて理性を揺り起こした。




 その後、エルミファは去っていった。

 しばらく、この辺りに滞在した後、またエルフの森に帰るそうだ。


 で、その場には俺とラムだけが遺された。


「ありがとうございます、エリアル」


 ラムが俺に歩み寄った。


「えっ」

「あたしの居場所、守ってくれて」

「ラムが嫌がってたみたいだからさ……なんとか説得できないかな、って。まさかいきなり決闘になるとは思わなかったけど」


 苦笑する俺。


「感謝してます」


 微笑んだラムが俺に顔を近づけ、


 ちゅっ。


 唇に、触れるか触れないかのキスをした。


「えっ……」

「えへへ、また明日」


 恥ずかしそうに顔を赤らめ、ラムは去っていった。

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乙女ゲーの没落貴族に転生 ~原作知識で領地改革&有能な人材をかき集めて、破滅フラグはまとめて叩き折る。気付けば領地は繁栄し、俺はハーレム生活を堪能していた~


― 新着の感想 ―
[良い点] サクサク進んで行くので、読みやすいです。 [気になる点] 覚えたスキルや称号を活かせてないのでは?と思います。 使徒戦で王の領域を何故使わなかったのか?。 称号の炎を統べる戦士で、火系の技…
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