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4 ここがラムの居場所

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新作『仲間に裏切られた俺は魔王に転生する。俺だけの最強国家を魔界に築き上げ、最強魔族の軍団を編成したので、地上にいる仲間の領土に侵攻する。さあ、待ってろよ裏切り者ども。』を始めました!

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「なぜだ? お前たちには関係がない話であろう?」


 不思議そうに首をかしげるエルミファ。


「関係なら――ある」


 俺は彼女をまっすぐに見つめた。


「ラムは俺たちの仲間だ。無理やり連れて帰られそうになっているのを見過ごせるわけないだろ」

「……ふん、言ってくれるわ、人間が」

「うう、エリアルぅ~」


 ラムが俺に縋りついた。


「頼もしいです……」

「仲間だからな」

「エルミファ様はエルフの森で一番の実力者で、高位竜でも彼女のひとにらみで逃げだすくらい恐ろしい方なのに、あたしをかばってくれるなんて……」

「えっ、そんな怖い人なの!?」

「…………………………………………いいところも、ありますよ?」

「何その間!? やっぱり怖い人だろ!」

「でも、かばってくれるんですよね?」


 ラムが俺を上目遣いに見上げる。


 まあ、な。




 俺たちは王都から少し離れた場所にある平原まで移動した。


 ちなみに移動はエルミファの転移魔法であっという間だった。


 さすがにエルフの魔術師だけあって、魔法の実力はすごいみたいだ。


 こんな距離を一瞬で移動するなんて、宮廷魔術師クラスでも無理だろう。


「では、始めようか。私が勝てば、ラムルファを連れて帰るぞ」

「ううう、エリアル、がんばって」

「……なんか、話の流れで決闘することになっちゃったけど、がんばるよ」


 俺は半ば苦笑しつつ、ラムにうなずいた。


 なぜだろう。


 相手はすごい実力を持った魔術師だと分かっているのに。


 不思議なくらい恐怖感が湧いてこない――。


「人間よ、お前の勇気だけは褒めてやろう」


 エルミファが笑う。


「私に歯向かう者など、久しくいなかった。くくく……ちと、やりすぎてしまうかもしれんな」

「いや、だから怖いんですけど……」


 俺はまた苦笑した。


 ラムを無理やり連れて行かせないために。


 そして、彼女の居場所を守るために――。


 エルミファを、打ち倒す。

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乙女ゲーの没落貴族に転生 ~原作知識で領地改革&有能な人材をかき集めて、破滅フラグはまとめて叩き折る。気付けば領地は繁栄し、俺はハーレム生活を堪能していた~


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