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1 リーファふたたび

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「来たわね」


 現場に行くと、リーファたちがすでに到着していた。


「使徒は?」

「もうすぐ出てくるわ。そこを狙い撃ちにする手はずよ」


 俺の問いに答えるリーファ。


 それから俺たち全員を見回し、小さく鼻を鳴らした。


「それで全員? 随分と少ないわね。まあティルトでは使徒と戦えるようなメンバーを集められないのかもしれないけど」

「むむ、馬鹿にする気配がビンビンでーす」


 ラムがムッとした顔になる。


 対するランバートは興味深げにリーファの部隊を見つめる。


「へえ、魔術師系の人材でそろえて来たか」

「今回の敵は物理攻撃に強い耐性を持つわ。中距離もしくは遠距離からの同時魔法攻撃で一気に殲滅するのが最良の戦術よ。つまり、今回の作戦に戦士は必要ないということ」


 リーファが言った。


 それからバカにしたように俺たちを――いや、ロウガを見つめる。


「わざわざ戦士系を連れてきたのは、何か作戦があるのかしら? 私には役立たずをわざわざ連れてくる意味が分からないけれど」

「君たちみたいに人材豊富というわけじゃないからな。いつだって総力戦――それだけだ」


 俺はリーファに言った。


「……別にあたしたちだって人材豊富というわけじゃないわ。ここにいるメンバーの半分は正式な対使徒部隊じゃない。魔法師団からの派遣よ」


 と、リーファ。


「宮廷での権力闘争にもいろいろあるみたいで、あたしたちも自分の意志で常に対使徒戦に出られるわけじゃない。責任者のウィンド伯爵に与えられた権限はかなり限定的なものらしいから」

「父上が……?」

「そ。だからあたしたちも動けるときがあったり、動けないときがあったり窮屈なのよね……本当、伯爵にはもう少ししっかりしてもらいたいわ。キチンと現場を仕切ってもらいたいものよ」


 馬鹿にしたような口調になるリーファ。


「父上は父上で懸命にやってるさ。この間の戦いだって命懸けで立ち向かっていた」

「あたしはその戦いに参加してないけど、報告は受けてるわ。逃げ遅れたから、必死で立ち向かっただけでしょ? ふん」


 リーファはどこまでも馬鹿にしたように嘲笑を浮かべていた。


「父上をそんなふうに言われるのは不愉快だな」

「なら、力ずくで訂正させてみなさい? あなたが――そしてあなたの率いる部隊が、今回の作戦であたしたち以上の働きを見せたら、今の言葉は撤回して謝罪するわ」


 父上や俺たちの名誉を懸けた戦い、ってことか……。

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乙女ゲーの没落貴族に転生 ~原作知識で領地改革&有能な人材をかき集めて、破滅フラグはまとめて叩き折る。気付けば領地は繁栄し、俺はハーレム生活を堪能していた~


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