14 使徒との戦いについて
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「奴らは――世界を滅ぼしかねない存在。今はまだ『使徒』が散発的に侵攻してくるだけだが、いずれは『災厄の王』が本隊を率いて現れるかもしれない。そのときにやって来る使徒は、今までのそれとは比較にならない強さだろう」
「っ……!」
俺は息を飲んだ。
正直、今まで戦った使徒だって十分に手ごわい相手だった。
まあ、俺は称号のおかげで二戦目はそれほど苦戦しなかったけど――それでも脅威であることに変わりはない。
そんな今までの使徒とは比べ物にならないほど強い連中が、そして『災厄の王』自体がこの世界に現れるとしたら――。
「まさしく人類存亡の戦になるはずだ。そのときのために、『使徒』との戦いに特化した部隊は必要となる。君たちも、そして我らの対使徒部隊もそのテストケースとなる……」
王は俺を見つめた。
「やがては世界中で協力して『災厄の王』や『使徒』と戦う流れになるであろう。そのとき、より強力な部隊を抱えている国は、大きな発言権があるはずだ。貴国のような小規模な国にとっては、特に重要なことだろう?」
俺たち『希望の盾』には、そんなものが乗っかっているのか……?
その後、俺は王から褒賞を受け取り、王城を後にした。
この後もティルトに対してエルメダからの謝礼など外交上の様々なことがあるんだろうけど、俺にはその辺りはよく分からない。
ただ、さっきの王の言葉はやはり気になっていた。
『希望の盾』が活躍すれば、諸外国に対してもアピールになる、ってことだよな。
俺の新しい居場所になったティルトという国に、恩返しができるということでもある。
「がんばらなきゃな……」
そして――二週間が経った。
「来たみたいですよ、エリアル~!」
執務室に行くと、ラムが駆け寄ってきた。
「ティルトとエルメダの国境付近に、『災厄の王』の『使徒』が出現した、と」
「分かった」
俺は室内を見回した。
ラムの他にはランバートとロウガがいる。
「今いるメンバーで出撃だ」
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