13 エルメダ王と対談する
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新たな使徒が出現次第、現場に向かうということをみんなに伝えた後、俺はエルメダ王国に連絡を入れた。
こちらで報告を終えたら、一度連絡を入れる手はずだったからだ。
で、翌日には向こうからの連絡が来て、俺を迎えるエルメダ王国の使者がやって来た。
「今回のモンスター討伐について我がエルメダ王は大変感謝しているとのことで、あなたをお招きしたい、と」
王様から直々に呼ばれるとか、緊張する……。
ともあれ、俺は使者とともにエルメダ王国にやって来た。
この間、使徒との戦いで訪れたから、数日ぶりだ。
で、さっそく王城まで案内された。
俺は謁見の間ではなく、小さな執務室のような場所に通された。
他には側近らしき男が一人いるだけ。
人払いをした状態なので、もしかしたら周囲に聞かせたくないような話なのかもしれない。
「君がエリアル殿か。思った以上に若いな」
エルメダ王は五十歳絡みで風格があった。
さすがは『古王国』と呼ばれる国のトップだけある。
「まずはこの間の討伐について礼を言う。君のおかげで多くの民が救われた」
「お褒めの言葉、恐れ入ります」
一礼する俺。
「君はウィンド伯爵の子息だったな。今はティルトに勤めているのだとか?」
「はい、私は、その……父とはあまり折り合いがよくなくて」
本当のことを言おうか迷ったが、おそらくだいたいの事情は察しているのだろうと思って、俺は正直に告げた。
「家を出て、ティルトの特殊部隊の一員として働いています」
「特殊部隊――『希望の盾』だったか。対使徒用の部隊だそうだな?」
王が言った。
その辺りの情報も得ているらしい。
「正直、ここまでの力を持っているとは思わなかった。他のメンバーも君同様に高い能力を持っているのか? もしも貴国の対使徒部隊がそこまでの力を持っているなら、ぜひ今後とも友好にしたいものだ」
王が身を乗り出す。
「我々も使徒対策には苦慮している。一般には『災厄の王』や『使徒』の名は出さず、強力なモンスターとして扱っているが……通常のモンスターとあれらはまったく別物だ」
言って、王は苦い表情を浮かべた。
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