9 完全勝利への道2
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新作『仲間に裏切られた俺は魔王に転生する。俺だけの最強国家を魔界に築き上げ、最強魔族の軍団を編成したので、地上にいる仲間の領土に侵攻する。さあ、待ってろよ裏切り者ども。』を始めました!
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俺は『希望の盾』のみんなに作戦の話をした。
サイドスから『希望の盾』メンバーにのみ作戦内容を口外していい許可をもらっている。
当然、他言無用とくぎを刺した上で、だ。
『希望の盾』メンバーは全員が高い戦闘能力を有しているため、相手の出方によっては色々と動いてもらう……ということで、事前に作戦内容を伝えることになったのだ。
「随分とシンプルな作戦じゃないか。けど、燃えるぜ」
シャーリーが拳を手のひらにパシンと打ち付けた。
「すっかり戦場の主役じゃねーか」
ランバートが笑う。
「これで初陣とは末恐ろしいぜ」
「相手が超遠距離から攻撃するスキルを持っている可能性もある。僕の方で防御魔法をかけておこう」
ゼルスが提案した。
「そういうことなら、俺も」
と、ランバート。
二人が『シールド』系の魔法を発動し、俺を含む『希望の盾』メンバー全員を守るようにしてくれた。
「シールドの効果範囲は半径10メートル程度だ。なるべく固まって移動しよう」
ゼルスが説明する。
というわけで俺たちはなるべく距離を詰め、並んで進んだ。
俺の両隣はゼルスとランバート、前後にラムとシャーリーがいる。
「俺一人で攻撃も防御も全部こなすのは大変だし、みんながいてくれて助かるよ」
「チームだからな、当然だ」
と、ゼルス。
「君は『希望の盾』の要なんだ。僕らで絶対に守る」
「……なんか、初めて会ったときから印象変わったな」
俺は思わずつぶやいた。
「そうか?」
「初対面のときは嫌われてるかと思った」
「……僕は人見知りするだけだ」
「そうなのか」
俺はゼルスをまじまじと見つめた。
「というか、仮に君を嫌いだったとしても、戦力評価は公平にするぞ? 守るべきものは守り、切り捨てるときは切り捨てる」
「切り捨てる……」
「僕はそうやって生きてきた。『希望の盾』でも、その前の魔術結社でも――」
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