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4 妹のスキルを鑑定し、超強化する


――――――――――――

名前:フレア・ウィンド

年齢:15

スキル:【ファイアアロー・上級】【集音・下級】【駆け足・中級】【耐久アップ・下級】【集中・下級】

――――――――――――


「なるほど、【ファイアアロー】が上級なのか。他にもいくつか持ってるんだな」

「【ファイアアロー】はかなり訓練したから、今では15本くらい同時に出せるんですよ」


 フレアがドヤ顔をした。


 確か【アロー】系のスキルってかなりの熟練者でも、同時に出せるのは10本くらいが限度のはず。

 それだけフレアの素質が高いってことと、何よりも努力したってことだ。


「えらいぞ、フレア。よく努力したな」


 頭をなでなでしてやった。


「えへへへ」


 フレアは嬉しそうに目を細める。


「じゃあ、俺のスキルでフレアのスキルをさらにパワーアップさせてみるか」


 スキルポイントは10000ある。


 これを全部注ぎこめば、スキルレベルを『極』にできる――。


「あ、全部のポイントを使わないでくださいね。今後、お兄様が他に使いたくなることがあるかもしれません」

「ちょっとは残しておいた方がいいか?」

「です」

「じゃあ、今の『上級』から『最上級』にしてみるか」


 俺はスキルポイント3000を消費し、フレアのスキルをランクアップさせた。


「あ、すごい……力が湧いてくるのが分かります」

「ちょっと撃ってみたらどうだ?」

「ですね……【ファイアアロー】!」


 フレアがスキルを発動させる。

 すると、


 ずおおおおおおおおおおおおっ!


 100近い炎の矢が出現した。


「す、すっっっっっっっごーーーーーーーーーーーーーーい! すごいですよ、お兄様っっっっ! 私の魔法が想像以上にパワーアップしてます!」


 フレアは感激しているようだった。


 そして、さらに――。




『【スキル鑑定・極】の第二の効果が解放されました』

『一度見た他者のスキルのうち『上級』までを学習できます』

『学習したスキルは永続的に術者のスキルとなります』

『また、学習したスキルをポイントによって進化させることも可能です』




 なんだこれ、もしかして――。

 俺の【スキル鑑定・極】がパワーアップしたってことか!?


「スキルの学習……?」


 この表現だと、たぶん他人のスキルを自分のスキルとして覚えることができるってことだよな。


 学習し、獲得する能力(スキルラーニング)――。

 おお、なんか一気に俺の【スキル鑑定・極】の幅が広がった気がするぞ。


「やっぱり、お兄様は有能だったんですね。あたし、信じてました!」


 フレアが俺に抱き着いて来た。


「ははは」


 甘えん坊な彼女に苦笑する俺。


 そういえば――。

 本当は『他人』なんだよな、フレアは。


 こんなふうに抱き合うのも、よくないのかな?


 血のつながりがなくたって、俺はフレアを妹だと思ってるし、フレアだって俺を実の兄だと信じて疑わないだろう。


 でも、もしバレたら――。


 フレアの気持ちは変わるだろうか?


 俺を赤の他人だとして遠ざけるだろうか。


 唯一、残された『家族』は――。

 失われてしまうんだろうか?


 ふと、そんなふうに想像し、俺は怖くなってしまった。


「? どうかしましたか、お兄様?」


 フレアがキョトンとした顔をする。


「……いや、なんでもないよ」


 笑顔を浮かべてみせたけど、俺の顔はきっとこわばっていたと思う。

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乙女ゲーの没落貴族に転生 ~原作知識で領地改革&有能な人材をかき集めて、破滅フラグはまとめて叩き折る。気付けば領地は繁栄し、俺はハーレム生活を堪能していた~


― 新着の感想 ―
[一言] 正直、鑑定しかスキルが無いなら冒険者よりギルド職員か鑑定屋をやる方が安定した生活送れるよね
[気になる点] この主人公は、妹の強化どうこう以前に、自分が冒険者としてやっていくだけのスキルをきちんと所持しているのでしょうか?
[良い点] >唯一、残された『家族』は――。 >失われてしまうんだろうか?   スキルのやり取りより、こちらの方が好き。 [気になる点] 第一話のステータス表示: >『鑑定対象者:エリアル・ウィン…
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