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滝行へのお誘い

ラインのビデオ通話にて。

「ぎゃはははははは‼︎何その頭ーウケるー」

「いや、これには理由があって……」

「あんたの話はどーでもいいわ!ほんまおもろいわ〜」

私の話、聞いてくれないんだ……

「でねー、今朝から血尿が止まらないんだわ」

「それはどうしてですか?」

「明け方近く海でパワーストーンお腹に当てながら浮かんでたのよー」

「それ、危険ですよ」

「だって、魂を浄化するなら塩でしょ?塩がいっぱいある場所は海‼︎ほら、理にかなってるよ」

それで血尿出すくらいの体調不良起こすなら、その浄化方法体にあってないんじゃないの?とは思うが、まあ、言わないでおく。

「咲花さん」

「どした?」

「滝行行きませんか?」

「滝行⁉︎」

「私、四年前から滝行してて、馴染みの場所があるんですよ。R寺というところなんですが一緒に行きませんか?」

また、海に浮かんで血尿出すくらいのことを繰り返していたらいずれこの人死ぬぞ。

それならまだ管理された滝に打たれたほうがマシだろう。

「行く行く!R寺の連絡先教えて!」

私は寺の連絡先を教えた。

その3日後R寺から連絡が来た。

「玉川さん、咲花さんとかいう人あなたの知り合い?」

「はい。そうです」

「なんか、怪しい人だけど、玉川さんの知り合いなら、大丈夫だと思うわ。で、要は相談なんだけどね、ちょっと玉川さんも滝行参加して欲しいんだわ」

「はい。参加しますが、何かあったんですか?」

「それがね、喘息と血尿を出したことがあるってきいたのよ。何か万が一のことがあっても私は行けないし若上人も助けられないの。もしもの時助ける係としてお願いしたいの。できる?」

「はい。わかりました。よろしくお願いします」

「じゃあ、木曜日の11時からだから。よろしくね」

そう言われて通話が終わった。

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