あなたは一人じゃない。それは嘘です。
あなたは一人じゃない。
よく聞きます。
良い歌詞によく書かれていますし、二人で歩いて行こうやら、なんやら書かれています。
感動しますよね。
しかし、曲を聞き終り、暫く経過すれば、現実にまた直面し、うなだれる。
虚しくなる。
何故か?
答えましょう。
嘘だから。
人は一人です。
もう一度言います。
人は一人です。
恋愛絡みの殺人。
親子の喧嘩による殺人。
ストーカー殺人。
何故起きると思います?
・・。
こだわるからです。
自分は一人じゃないという思い込み。
心中事件。
これも自分は一人じゃないという思い込み。
一人じゃない・・筈だ!だから一緒に死ななければならない!
・・。
この人は私の大事な運命共同体なのよ!だから私と生きれないなら死ぬべきなのよ!
・・。
自分は一人じゃないし、一人であってはならない、一人じゃない筈だ。
・・。
連鎖を断ち切ります。
一人です。
一人です。
一人です。
あなたは一人です。
死ぬ時も一人です。
孤独死でしょう。
暮らしも最後は一人暮らしでしょう。
涙が出てきます。
しかし。
あなたは確かに一人です。
しかし、一人なのは、あなた一人ではないのです。
そう。
一人じゃない。
この言葉の真の意味は。
『一人なのは、一人じゃない』 です。
この真理は覆りません。
絶対です。
悲しいです。
寂しいです。
虚しいです。
しかし、それが真実。
・・。
いつか。
別れが来ます。
それは皆が解っているつもりです。
でも、それに直面した時に、泣いて、泣いて、泣くのは良い。
精神浄化作用です。
しかし、良いですか?
二人ならば乗り越えられるという言葉。
言い換えると?
一人なら乗り越えられないとなります。
洗脳です。
相棒を作らなければ生きていけない、乗り越えられない。
・・。
洗脳です。
最初から人は一人です。
そして、相棒は、乗り越える為の道具じゃない。
生きる為の道具ではない。
人は一人で生きていけない。
これも嘘です。
正確な言葉を使ってません。
正確な言葉を使えばこう言えます。
人は誰からも嫌われたら一人では生きていけない。 です。
では嫌われなければ?
一人で生きていけます。
まあまあ好かれ、軽く軽く人付き合いをすれば良い。
一人で生きていけます。
世の中には感動する良いように聞こえる言葉が溢れています。
しかし、大半は、嘘です。
あなたは一人です。
相棒は肩に留まる小鳥。
小鳥を傷つけ嫌われたら、小鳥は飛び立ちます。
それを許さないなら、事件が起きます。
当たり前。
小鳥が肩に留まるっているのは当たり前。
・・。
小鳥が肩から居なくなり、初めて気づく。
正確には思い出す。
孤独を。
感謝を。
小鳥が肩に留まっている事に感謝を。
あなたは確かに一人だ。
今は小鳥が肩に居なくても、いつか小鳥がとまる。
小鳥が肩にいる人は、幸運に感謝を。
小鳥が飛び立つなら、許し、無事を祈りましょう。
紐で結ばない。
繋がない。
繋げない。
最初から、あなたは一人だから。
こだわるのを辞めましょう。
肩にいる小鳥に。
感謝を。
そして、忘れないで。
あなたもまた、誰かの癒しの小鳥になり得るという事を。
《エンド》