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セカンド・リアル 2

FIGHT

ゲーム画面いっぱいに文字が広がる。

文字が消えると共に目の前に立つプレイヤーが目に入る。

プレイヤーの頭の上に体力ゲージとプレイヤーネームが表示されている。

クレート

魔導士にはピッタリの名前だ。

クレートのアバターは、ローブを羽織っていて、深くフードをかぶっている。右手には大きな杖を装備している。

雄也は背中に背負った片手剣を引き抜く。

クレートは杖を高く上げる。すると、空中で尖った氷がいくつか浮き上がる。クレートが杖の先端を雄也のアバター、タスクに向ける。すると、空中に浮いた氷がタスクに向けて飛んでくる。

呪文だ。

飛んできた氷を雄也はタイミングよく攻撃ボタンを押す。ボタンを押すと同時に、タスクが剣を振り、氷を砕く。

氷を砕きながら前進する。

ここで、画面右上に『ア』という赤い文字が表示される。タスクのアビリティ、インフィニティ・アクセルが発動したのだ。

インフィニティ・アクセル

攻撃だけを十五回続けると、攻撃速度が加速するアビリティだ。

斬撃の速度を上げながら、クレートの正面に入る。

…いける!

タスクの斬撃がクレートに入りかける。その刹那、クレートの周りに水色の半球が出現する。

ガキン

衝撃音が鳴る。守備魔法だ。

「くそっ」

アビリティが消える。

雄也は舌打ちをしながら攻撃ボタンを連打し、守備魔法に連撃を繰り出す。

再びアビリティが発動する。

斬撃の速度を加速させながら、守備魔法に叩き込む。

ヒュン

水色の半球が消滅する。

雄也は斬撃の速度を緩めることなくクレートに斬撃を繰り出す。

1、2、3、4、5、6、7

ふいに、クレートが輝き始める。そして、消滅する。

WINNER

画面に文字が浮かぶ。

…勝った

大きくため息をつく。

画面に新たな文字が浮かぶ。

ランキング 4位

「よしゃあ」

声をあげて喜ぶ。

ベッドの上でぴょんぴょん跳ねる。

又も画面に新たな文字が浮かぶ。

連続対戦しますか。yes no

もちろんyes。

アバターが光をまとって消滅する。すぐに先程との対戦とスタート地点に転移する。

すぐに画面に対戦者が現れ、情報が表示される。

職業 ナイト ランキング 不明

…不明?

疑問を感じる。ランキング不明の敵と戦うのは初めてだ。

3、2、1

FIGHT

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