物事を確率で考えるという事
先日、友人達と会話していた時に試験の話題が出た。以下がその会話内容の一部である。
「ねぇねぇ、明日の試験、受かる確率何%くらいかな?」
「うーん、30%くらい?」
「げっ、私そんな低く見られてるの?ちょっとショック……」
以上がその会話内容なのだが、私は少し疑問を抱いた。
受かるか受からないかを確率で推測するのはどうなのか、模試の結果など事実として数値に現れている物ならともかく、試験や告白などの数値に表れない物まで確率で考えるのはどうなのか、と。
試験であれば、自身の努力で受かる確率はいくらでも上げられる。告白も同様、スタイルを磨けば
絶対では無いがまず上げられるだろう。では、それを頭の中で考えて何になるのだろうか?
低く見積もれば結果が良くなる、高く見積もれば悪くなる、そのような事は殆ど無いだろう。
むしろ脳内で考えた「確率」に思考が左右され、望まぬ結果を生む事になり得る。
大事なのは物事を正確に捉え、確率ではなく事実に基づいて考える事だと私は思う。