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『銀河鉄道の夜の向こうに』

作者:小乃 夜
『銀河鉄道の夜の向こうに』のあらすじ
この物語は、孤独な少年ハルカと、病を抱えながらも明るく振る舞う少年カイトの間に生まれた友情と、その喪失、そして再生を描いています。
人と関わるのが苦手で、星空だけを心の拠り所としていたハルカは、ある日、学校の屋上でクラスの人気者カイトと出会います。カイトもまた、多くの人に囲まれながらも孤独を感じており、『銀河鉄道の夜』という共通の物語を通して、二人は親友となります。毎週金曜日の夜、屋上で星を眺める特別な時間を過ごしますが、カイトは重い病で入院し、ハルカに「僕の『銀河鉄道の夜』」と名付けた手帳を託し、この世を去ります。
カイトを失い、再び孤独に沈むハルカでしたが、カイトの言葉を思い出し、手帳を開きます。手帳に描かれた運行図を読み解くと、心の中に「銀河鉄道」が現れ、ハルカはカイトとの思い出を巡る旅に出ます。旅を通して、ハルカはカイトが病の苦しみを一人で抱えながらも、自分との時間を大切にしてくれていたことを知ります。そして、手帳に残されたカイトからの最後のメッセージを読み、彼の死を受け入れ、前に進む決意を固めます。
旅を終えたハルカは、カイトの「悲しみに囚われず、新しい一歩を踏み出してほしい」という願いを受け止め、現実世界で変わり始めます。数年後、夢を叶えて天文台で働くようになったハルカは、子供たちに星の物語を語り継ぎます。ある夜、夜空を見上げる彼の前に、一瞬だけ銀河鉄道の光が現れ、カイトが今も自分を見守ってくれていることを感じます。ハルカはカイトとの再会を誓い、二人の友情は永遠に輝く星となるのでした。
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