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異変

 自分達は星の開拓者から距離をとりながら8階層を散策しえていた。時間的に彼らならもう10階層に到達していると思われるのでそろそろ9階層に向かう所だったのだがエリカとマナがいきなり立ち止まった。


 「どうしたの二人・・・ッ!?」


 少しして自分でも何かを感じた。いきなり悪寒が全身に走る。エリカとマナが見ているのは天井だったが二人が感じているのは上の階層の事なのが分かる。


 「ふむ・・・何かあったな」

 「はい、いきなり強い気配が出てきましたね」


 二人の会話からも何かがいきなり出て来たということだ。どうしよう、先に進むべきなのか?予想外の魔物がいると言うなら避けるべきなのだろうが


 「・・・・よし、先に進もう」

 「ほう、進むのか」

 「うん、ここで引き返すとしても何が原因なのか分からない。情報を持って帰れば冒険者協会が動いてくれるだろうし確認しに行こう」

 「考えて決めたのなら私は文句はないわ」


 危険かもしれないけど状況と情報を持ち帰らないと話を聞いてもらえないだろうし行くことに決めた。マナもこっちがちゃんと考えた結果、行くと決めたので文句はないとのことだ。


 「では、先に進みましょう」


 エリカもこちらの決定に異論はないらしく。9階層いきの階段を歩いて行く。9階層は初めて訪れるのだが早速魔物が現れたが


 「あれ?ゴブリン?」


 本来の1~9階層で出てくる魔物は動物型のみが出て来ると情報を集めていたんだけど


 「取り合えずは倒そう」


 情報収集が甘かっただけかもしれないし道的にも戦いは避けられない。剣を抜き一気に接近し相手に何かをさせる暇を与えずに首を斬る。


 「・・・ふう」


 人型だからなのかちょっと後味が悪かったが倒さなければ先に進めないしこれからも慣れなければいけない事なので深呼吸して精神を整える。


 「二人とも先に・・・」

 「いや、まだらしいぞ」

 「ええ、でもこれは・・・」


 二人の反応に俺は剣を構えて警戒する。すると奥からゴブリンが出て来た。だが問題はその数だ数体ならいい、だがそれが数十体以上の数で出てきたら流石に異常だと自分でもわかる。


 「何だこの数!?」

 「・・・どうやら異変は起きているらしい。それにあいつらの狙いはどうも私達の後ろだな」


 自分達の後ろには下に続く階段がある。ダンジョンの中に居る魔物は下に降りることが出来ないと聞いているが魔物達は下に降りる気でいるのが分かる。


 「それに、まだまだ増えてますね。この階層を埋め尽くすぐらいいますよ」

 「!?」


 増えていると言う事はダンジョンからどんどん生まれてきているってことだが目の前にはすでに数えるのが馬鹿馬鹿しくなるほどの数がこちらに迫ってきている。


 「よくわからないが異常事態だろうし私達も参戦するぞ」


 そう言うとマナは手から炎の玉を出すとゴブリン達に向けって放つ。放たれた炎の玉はみるみる大きくなっていき巨大な炎の玉となり逃げ場をなくしたゴブリン達は塵も残さなく消えていきいた場所からは無数の魔石が落ちていた。


 「おお!マナすごい!」

 「まあこれぐらいは簡単にできるのだがこれはキリがないな」


 一気に100体ちかくの敵を倒したのに奥から無数のゴブリンがどんどん湧いて出てくる。


 「これは元凶を倒さんと無限に出てくるな」

 「これ無限に出て来るの!?」

 「こいつらは元凶によって魔力から生み出された存在だ。本来ならこれをやっている奴の魔力がなくなれば生まれなくないがこの感じからして魔力が尽きる傾向がない。そうなるとやっている元凶を倒すしかないな」


 つまりこの無限に出てくる魔物をどうにかするにはこいつらを生み出している存在を何とかしないといけないってことになる。戻って助けを呼びに行ったとしても信じてもらえるかわからないしそれまでの時間でどれだけの数が出てくるかもわからない。ならば


 「自分達で何とかしないといけないってことか」

 「最悪でも元凶を知らないと帰ったところで信じてもらえませんしね」


 エリカはそう言うと剣を抜き迫ってくるゴブリンを切り刻んでいった。


 「それならここは私に任せてもらいましょう」

 「いいのかエリカ」

 「彼らの目的が下に降りる事なら誰かがここで食い止めないといけませんし」


 確かにエリカは正邪大樹界では大勢の魔物を倒していた。ここを任せれるのはエリカしかいない。


 「マナには元凶を何とかしてもらいましょう。それに先に進んだ冒険者達の安否も気になります。回復魔法も使える彼女が行くのが適任でしょう」

 「・・・そうだな。エリカ、ここは頼む」

 「はい、任せてください主様」


 そういうと剣を構えると同時に魔力を開放する。それが一気に剣に注がれ振り下ろすと斬撃が飛んでいき斬撃の軌道上にいた敵は真っ二つになって行った。


 「マナ、主様に何かあったら承知しませんよ」

 「覚えておこう。ゆくぞ小僧」

 「おう!エリカ、ここは頼んだよ!」


 そう言って自分とマナは先に進んでいった。帰ったら何かお礼をしないとな。


 

 先に進んでいく二人を皆があらゴブリン達が妨害しないように攻撃を加える。この先にいるであろう相手はマナであればすぐに倒せる相手であるだろうが問題は時間だ。この階層以外では今のところ魔物の大量に出てきてはいないがそのがいつまでつつくか分からない。なるべく早く終わらせる必要がある。


 「クギァアアア!!」

 「ここから先には生かせませんよ」


 最近なんか多対一が多いような気がするのですが体を動かすには丁度いいですね。


 「マナに負けて少し鬱憤も溜まっていましたから私の修行に手伝ってもらいますよ」


 マナがどれほどの相手であっても負けるつもりはない。主様の目的の為にもさらに強くならなくてはならない。

 

 そんな勢いと共にゴブリンを倒していくその姿はまさに武神のごとき戦いっぷりを見せるのであった。

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