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謎の場所脱出

 それからさらに5時間ぐらいの時間が経ちここの事が何となくわかった。ここにある本は何らかの力を保管していてこの図書館にある本は全てがそれであることが分かった。そこでこの空間から外に出る力がないかと本をあさり始めるが図書館にある本を全て観るのは時間が足りない。考えた結果自分は空間に関連する力のみを探しながら一つずつ自分の中に入れていく。触れた力は光を放つと文字が消えて自分の中に入って行くことも分かったのだが一つずつやっていくのは効率が悪いので空間に関する力以外にある単語を探していた。


 「あった!」


 本の山ようやく探していた力を見つけることが出来た。


 検索


 俺はすぐに検索と書かれたページに手お当ててその力を手に入れる。そして


 「検索!この場所にあるすべての本から空間関連の力を全て公開!!」


 これが上手くいくかは分からないしこの使い方があっているのかもわからない。でももう8時間も経っている。知らない場所で自分自身精神が摩耗している感覚がわかるしページを1枚1枚見て行って疲れも溜まって来た。どうかっと心の中で願っていると周りの本棚が動き出し本が飛び出してきてそのページを開いた状態で空中に浮かんでいる。


 「やった!成功した!!」


 表示されている全てのページを手を当てて全て手に入れる。それに2時間ぐらいの時間をかけた。検索で脱出関連を探せば最初はいいと思っていたのだけどよく考えたらここを脱出したとしてどこに出るのだろうと考えた時に外が自分が落ちてしまった真っ暗な空間だったら戻ることも出来なくって2度・・・本当に2度と帰れないかもしれない。それならば空間を行き来できるようになれば災厄の場合元の事場所に戻ってこれるのではと思い空間関連に絞った。


 「・・・これで死んだら・・・いや!自分は生きて帰るんだ!帰ってやるんだ!!」


 不安になる気持ちに喝を入れる。こんなわけが分からない場所で死んでたまるかと奮い立つ。ここにある空間関連の力を全て手に入れた。後は覚悟を決めるだけだ。剣を引き抜いて両手で剣を握り振り上げる。


 「死んでたまるかぁーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」


 全ての力を使い思いっ切り剣を振り下ろす。空間が歪みひびが入りそして切り裂かれる。その向こうにはこことは違う場所が現れ青い空が見える。


 「や、やった!外に繋がって・・・って」


 喜んだのもつかの間、ものすごい力で吸い込まれていく。抵抗することができずにそのまま俺はその裂け目に吸い込まれていった。


 「うわーーーーー!!!」


 叫びながら空に放り出された自分はこのままでは悲惨な末路をたどることが分かっていた為手に入れた力を使う。


 「空間固定!」


 そう言う力を使うと地面に激突する前に体が宙で止まり勢いを抑えることが出来た。力を解除して周りを観てみる。森ではあるがあの場所から脱出を成功することが出来た。


 「やった!!・・・うん?」


 一難去ってまた一難とはこの事なのだろ喜んでいたのもつかの間、空を見たらあの場所にあった大量の財宝やら武具などが雪崩のように自分の上に落ちてこようとしているのだ。逃げようにもあんな量の質量が落ちてきてしまったらここら一帯が大変なことになる。


 「っ!!空間収納!!!」


 もっている力から物を入れる力使い落ちてくる収納していく。落ちてくるものを何とか全部入れることが出来もう何もない事を確認した自分は地面に倒れこみ安堵する。


 「はー・・・ここは何処なんだ」


 大きく深呼吸をして立ち上がり自分はここが何処なのかをまた歩きながら探索を始めた。



 森を歩き自分はようやく休めそうな場所を見つけることができた。


 「水だ!」


 走って湖に向かいその水を飲む。水を飲むことが出来ようやく安堵することが出来た俺はようやく休むことが出来た。


 「どっかの山奥なのかな?というか自分が居た世界なのか?」


 ここが自分が住んでいた世界なのか全く分からない。取り合えず持っている力で試してみる


 「空間転移!家!」


 ・・・・・・何も反応がない。失敗したのだろうかそれとも使い方が違うのか。これからどうするか考えていて築いたこともあった。あの場所で8時間近く過ごしていたはずなのにこっちの世界はまだ日が高い。大体13時ぐらいではないだろうか。俺が白い空間に落ちたのは10時ぐらいだったはずなので時間の流れが全く違う事を察することが出来た。


 「まずは、人を探さないと。人に聞けば全部わかるだろう」


 気持ちを切り替えて人を探そうと立ち上がった時だった。遠くから悲鳴が聞こえた。すぐに外らに走っていく。走った先には大きな熊?に年端も行かない女の子が襲われかけていたのだ。


 「空間転移」


 襲われかけている女の子をこちらに転移させて熊の一撃を回避させて。


 「大丈夫かい」

 「え・・・私なんで?」


 自分の状況に戸惑っているが自分はすぐに熊の方に振り向くと先ほどまで女の子がいた場所には地面にめり込んだ前足が突き刺さってた。


 「・・・熊ってあんな力あったけ?」


 こちらに気づいた熊は方向を上げてこちらに突っ込んでくる。血走った目を見ると身震いしてしまいそうになる。このまま女の子を連れて逃げるべきなのだろうがあの熊もどきの能力が分からない以上確実に追いかけてこれないように倒してしまうべきだ。


 「斬空!」


 剣を引き抜き振り下ろす。真っ直ぐ飛んで行った斬撃は見事に熊を一刀両断し完全に絶命する。他に危険がない事を確認しもう一度女の子に声をかける。


 「君、どこか怪我とかない。擦りむいちゃったりとかもい?」


 なるべく優しい声で女の子に話しかけるのだが女の子は目を輝かせながら


 「お兄ちゃんすごい!熊を真っ二つにしちゃった!」

 「え?」

 「ねね、お名前は?何処から来たの?さっきのどうやったの!?」

 「ちょ、落ち着いて」

 

 元気いっぱいに質問攻めにあってしまった。

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