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今更思った事

 新たな家にアロス先生の授業が加わり一日一日が過ぎて行き一週間が過ぎる。そんな日々の中で自分はある光景に遭遇する。


 「ファイアーボール!」


 今自分はダンジョンの中に居て現在は6階層を探索していた時だった。こんな声が聞こえて来たのでそっちの方向に足が向かう。そこには4人パーティーの冒険者達が魔物と攻防を繰り広げている中でローブを来た人が火の玉を魔物に当て勝利を収めた所だった。


 「どうしました主様?」

 

 自分の隣でこちらをサポートしていたエリカの声が聞こえどうしたのかを聞いて来た。


 「いやさ、自分が使っている魔法以外のことが気になってさ」


 この世界の魔法は自分が持っている魔法とは違う事だけはわかる・・・というかこの能力は元々は別の世界の物だしゼロス様が多少調整はしているだろうけど根本的には違うのでこの世界の本来の魔法とはどんなものなのだろうとさっきのパーティーを見てふと思ってしまったのだ。


 「魔法って言うからには本当に色々ありますからね。さっきの人は火の魔法が使えるらしいですね」

 「魔法って覚えることが出来るのか?それとも生まれつき使える魔法は決まっているのか?」

 「適性はあるそうですが魔法は一般的には誰でも使えるものですね。私も詳しくないのでそれぐらいしか分かりませんね」


 一般的には誰でも使える。それならば一般的ではない魔法もあるか?疑問に思いながらも自分達はダンジョンの中を探索していくのだが7階層に向かう階段のところで冒険者同士がもめている場面に遭遇した。顔を突き合わせながらお互い一歩も引かずに何かを言い合っている。


 「・・・やっぱり冒険者ってのはあれぐらい荒っぽい方が普通なのかな」

 「あれは、どっちが先に階段を見つけたかで争っているだけですね。そんなことで言い争っているなら先に7層に上がってしまった方が先に上がった事でマウントを取れると思うんですねどね」


 結構離れた距離のはずなのにエリカにははっきりと相手側の話が聞こえているらしい。呆れながらそんなことを言い


 「ですが、今回のダンジョンは心がはやっている者達が多いですね。何かあったのでしょうか?」


 今回のダンジョン攻略では確かにああいった衝突は見なかったけど冒険者を見る目が敵を見ているような感じがする。本当に何かあったのだろうか?最近は勉強に修行にと目まぐるしかったので外の情報をあんまり集めていなかった。


 「まあ、アロン先生がそこら辺の情報は調べてくれているはずだし7層に上がったら帰って聞いてみよう」

 「そうですね。アロン叔父さんなら色々調べているでしょうし」


 エリカはアロン先生のことを口に出す時はいるときはさん付けでいないときは叔父さんと言っている。照れ隠しであるのだろうが見ていて微笑ましくなる。

 でも確かにアロン先生は自分達が修行やっている間も色んな事をやっているしいつ休んでいるんだろうと思ったこともある。


 「それじゃあ、七層に上がって・・・てなんか殴り合ってない」

 「殴り合ってますね。リーダー同士が・・・」

 「止めるべきだよね」

 「階段前ではないなら無視していいでしょうがあんなところで喧嘩を始めたら通れませんから止めるしかないですね」


 冒険者同士のいざこざならばいつもの事なのだろうが喧嘩をするなら場所ぐらいは選んでもらいたいと思っているエリカは溜息を吐いていた。そんなエリカと共に冒険者達を止めて自分達は7層に上がりダンジョンから帰る事にした。


 

 帰って家にいたアロン先生に今回あったことを聞いてみると


 「多分ですが踏破が起ころうとしているんでしょう」

 「踏破?」


 アロン先生の話だとダンジョンには10階層ごとに大部屋が存在していて冒険者にとっては大きな壁であるらしい。


 「踏破ってのはいつでもできるものなんだよな。それなのになぜ今?」

 「大手クランの星の開拓者の若手が10層に近頃挑むからだそうです。それに便乗して自身の名前を売ろうとしている冒険者がこぞって10層を目指しているとのことですね」


 自分達のようなダンジョンを上る事を目的としている人達ではなくダンジョンで一旗揚げる事を目的としている冒険者にとっては注目が集まる大手クランの踏破に合わせて自分達を売り込もうとしているとの事だ。有名なクランが踏破に挑む際は雑誌などでも上げられるのでそこでスポンサーがつくこともあるとか。


 「それじゃあ、当面は騒がしくなりそうだね」

 「そうですね、ソウマ君はどうするのかな?スポンサーがつけば色々な支援も期待できるが」


 支援とは様々なめんで優遇されるとの事なのだが自分で気には今は必要ないよ思っている。理由としては色々あるのだが大きな理由は自分達にはというより自分にそれを受けるだけの力がないと思っているからだ。


 「自分の実力がまだ足りないと思うし今スポンサーがついても軽くあしらわれると思うからいいかな。人数的にもうまく回らなそうだしね」


 3人しかいないというより自分の事情で信頼できる人を選びたいから人数がある程度増えるまでこういった話は断ることにする。まあ、この人数で来る人はエリカの力目当てだろうし取り合いたくない。

 そんな話をした後、自分は今日あった事で魔法についてアロン先生に色々聞くのだが専門ではないので詳しくは聞けなかった。


 エリカのおかげである程度は自分でも戦えるようになった。それならば次にやる事は自分の中にある空間能力をより極める事だ。


 「エリカ、アロン先生、実は自分が持っている能力をより引き出したいから魔法使いの師を探そうと思うんだ」


 二人に自分がやろうとすることを伝え意見を聞くことにした。

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