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ここは何処なんだ

真っ暗な空間に落ちてから自分は気絶してしまったのだろう。目が覚めた時にはよくわからない場所に俺は寝そべっていた。どこも怪我をしてなかったので起き上がり周りを見て観るが最初に目に入ったのは山のように積み上げられた金銀財宝の山が目に入って来た。山という表現はそのままの意味であり本当にリアルの山が出来るほどの財宝があるのだ。




 「・・・と、とにかくここが何処かを調べないと」




 本来なら動かないで助けを待つべきなのだろうが何処かもわからないしこんなわけわからない場所に助けが来るとも思えないので出口を探す為行動を開始した。移動しようとしたのだがそこである事に気づいてしまう。




 「な、何で俺裸なんだ!?」




 先ほどまで来ていた服がなく裸になっていたので服を探すためにも財宝の部屋を後にして歩いていると次についた場所は仰々しく煌びやかな鎧やら武器やらが置いてある部屋にたどり着いた。ここになら服があるのではとここの服を借りる事にした。この場所の所有者には申し訳ないのだが後で返しますのでどうか許してくださいと心中で思いながら無難な服を探していくのだが。凄そうな鎧とかが多く服類があんまりなかった。




 「これ・・・借りていいのだろうか」




 そして辿り着いたのはケースの中にしまわれている。黒を基調にした服を見つけた。背中には銀色の何かの紋章?が入った服を借りる事にした。ケースに何か書いてあるのだがどれもなんて書いてあるのかが分からず多分この装備のは前だと思うのだが・・・分からない。




 「ちょっとぶかぶかかな・・・ってえ」




 ぶかぶかだった服は自分が着た瞬間に一瞬で自分にあったサイズに合ったのだ。まるで元々そう言うサイズであったかのように。




 「す、すごいな。これって魔法なのかな?」




 そして服を手に入れた自分は、服と一緒に飾ってあった。剣を腰に装着してた。剣術なんてわからないがここに危険がないとも限らないしないよりましだと出口を再度探し始めた。




 次にたどり着いた部屋にはとても不思議な光景が広がっていた。大量の本が置いてあるり図書館とでも言っていいそんな光景に空に何か浮いているのだ。フワフワと浮いているそれが何なのか全く分からずこれがさっきの部屋にあった文字?と思われるものに似ているから何かの名前か意味のある言葉だと思うのだが別の世界の人間である自分には全く分からん。母国語しか知らない人がいきなり外国語をいきなり見せられたようなものなのだろう。




 それからも色んな場所を回っているが肝心の出口が見つからずついに最初の財宝の部屋に戻ってきてしまった。そして自分はもっと重大な事態に気づいてしまった。




 「ここには、食べ物がない」




 くまなく見て回ったがどこにも食べ物が存在していないのだ。これはつまりこのままここにいてもいずれ野垂れ死ぬだけだと言う事だ。




 「どうしよう・・・」




 出口は見つからない、食料もない。自分はここで死んでしまうのかと絶望してしまいそうになった時だった。周りをうろついていて足元を見ていなかったことでコケてしまった。そのまま財宝をかき分けるような形でダイブしてしまった。




 「いてて・・・うん?」




 かき分けた事で埋まっていた物が自分の目の前に現れた。それは眼鏡であり何・故・か・自分はそれを手に取って立ち上がった。別段変わったところがない自分達の世界にもあるごく普通の黒縁メガネだった。目が悪い話目ではないのだが何となく自分は眼鏡を掛ける事にした。そしたら




 「何だこれ?」




 眼鏡を掛けた瞬間に眼鏡を通して財宝の上に文字が浮かんでいた。




 セレスティア金貨




 金貨と読める文字が出て来た。まさかと眼鏡をはずすと金貨と書かれた文字は見えなくなりまた眼鏡を掛けると文字が浮かび上がる。




 「・・・もしかして物の名前が分かる眼鏡なのか」




 絶望し掛けていた自分にはまさに幸運にも状況を打開できるアイテムを手に入れることが出来た。財宝の部屋を出て武具が置いてあった部屋に向かい適当に鎧を見て観ると名前が出て来た。間違いなくこれは名前が分かるアイテムなのだろう。




 それならばと図書館まで走って浮かんでいる文字を見ると




 浮遊




 と読めなかった文字が読めるようになっている。それならばここから脱出できる手段があるかも知れないと本を取って読み始める。




 大体3時間ぐらいの時間が経過したと思う。ここにある本はどうも読むための本というよりも単語が書かれていた。本に書かれているその文字に手を置くと文字が光そして消えてしまった。それが何だか分からなかったが試しに書かれていた単語を言葉に出してみた。




 「書いてあった単語は確か・・・斬空?」




 その言葉と共に一直線に斬撃が飛んで行ったのだ。本は大丈夫かと思っていたのだが何かに守られているのだろうか全くの無傷で会った。




 「・・・本当何なんだよここは」




 目の前で起こった光景に頭を抱えながらここからの脱出の為に気持ちを切り替えて頭をフル回転させるのだった。

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